チュチュベビーとミルトンの違いは?成分・使い方・コスパで選ぶ安心の哺乳瓶消毒

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赤ちゃんの哺乳びんやおしゃぶり、おもちゃの消毒。「つけおきだけで簡単」と人気のチュチュベビー「つけるだけ」「ミルトン」ですが、いざ選ぶとなると「一体何が違うの?」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

どちらも有名なブランドですが、実は成分や分類、得意なことや使い方に違いがあります。

この記事では、チュチュベビーとミルトンの違いをさまざまな角度から徹底的に比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。さらに、あなたのライフスタイルに合った選び方のヒントまで、分かりやすくご紹介します。

「除菌効果は同じ?」「赤ちゃんへの安全性はどっちが高い?」「コスパが良いのは?」そんなあなたの疑問がスッキリ解決し、納得して大切な赤ちゃんのための消毒剤を選べるようになるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

【結論】チュチュベビーとミルトンの違いが一目でわかる比較表

まずは、チュチュベビーとミルトンの主な違いを一覧表にまとめました。どちらを選ぶか考える上での大きなヒントになりますので、ぜひチェックしてみてください。

項目 チュチュベビー つけるだけ ミルトン
主成分 次亜塩素酸ナトリウム 1.0% 【液体】次亜塩素酸ナトリウム 1.1%
【錠剤】ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム
分類 食品添加物 【液体】第2類医薬品
【錠剤】雑貨(Milton CP)
希釈倍率の目安 80倍(液体) 80倍(液体)
つけおき時間 1時間以上 1時間以上
溶液の使用期限 24時間 24時間
すすぎの必要性 不要(気になる場合はすすいでもOK) 不要(気になる場合はすすいでもOK)
主な特徴 哺乳びんの他、野菜や果物も消毒できるのが最大の強み。 産院での使用実績も多く、医薬品としての信頼性が高い。専用容器が便利。
タイプ 液体、タブレット 液体、錠剤(Milton CP)

このように、同じ「つけおき消毒」でも、分類や特徴に明確な違いがあることがわかりますね。ここからは、それぞれの項目をさらに詳しく掘り下げて解説していきます。

チュチュベビーとミルトンの違いを徹底解説|成分・使い方・コスパ

【違い①】主成分と「分類」から見る安全性と信頼性

赤ちゃんに使うものだからこそ、最も気になるのが成分と安全性ではないでしょうか。チュチュベビーとミルトンの最大の違いは、この「分類」にあります。

  • チュチュベビー:食品添加物
  • ミルトン(液体):第2類医薬品

この違いが、それぞれの製品の信頼性や特徴に繋がっています。

チュチュベビーは「食品添加物」としての安心感

チュチュベビー「つけるだけ」の主成分は「次亜塩素酸ナトリウム」で、これは「食品添加物」に分類されています。食品添加物とは、食品の製造過程や加工・保存の目的で使用されるもので、厚生労働省によって安全性が評価され、認可されています。

このため、チュチュベビーは哺乳びんの消毒はもちろんのこと、離乳食に使う野菜や果物、お刺身のつままで消毒できるのが大きなメリットです。

赤ちゃんが口にするものを、調理前にサッと消毒できる手軽さと安心感は、他の製品にはない大きな魅力と言えるでしょう。

ミルトンは「医薬品」としての信頼性

一方、ミルトン(液体タイプ)は「第2類医薬品」に分類されています。医薬品は、病気の診断、治療、予防に使用されるもので、有効性や安全性について厳しい基準のもとで製造・管理されています。

ミルトンは多くの産院で実際に使用されている実績があり、これが「医療現場で使われているなら安心」という絶大な信頼感に繋がっています。

初めての育児で不安な方や、より高いレベルでの衛生管理を求める方にとって、この「医薬品」という肩書きは非常に心強い要素です。

ただし、錠剤タイプの「Milton CP」の主成分は「ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム」で、こちらは医薬品ではなく雑貨扱いです。液体と錠剤で成分と分類が異なる点も覚えておきましょう。

【違い②】液体と錠剤(タブレット)|使い方と利便性の差

毎日の消毒作業をストレスなく続けるためには、使い勝手の良さも重要です。チュチュベビーもミルトンも、液体タイプと錠剤(タブレット)タイプが用意されており、ライフスタイルに合わせて選べます。

計量が簡単な「液体タイプ」

液体タイプは、自宅での日常使いに非常に便利です。

  • チュチュベビー:ボトルのキャップが計量カップになっており、液だれしにくい工夫がされています。メモリを見ながら必要な分だけ注ぐだけで、簡単に溶液が作れます。
  • ミルトン:こちらもキャップで計量するスタイル。専用容器には水量メモリがついているため、希釈計算が不要で、誰でも簡単に正しい濃度の溶液を準備できます。

すぐに溶液を作りたい、毎日決まった量を使う、という方には計量しやすい液体タイプがおすすめです。

持ち運びに便利な「錠剤・タブレットタイプ」

外出時や旅行、帰省の際に大活躍するのが錠剤・タブレットタイプです。

  • ミルトン CP(錠剤)個包装で衛生的、かつ軽量なので持ち運びに最適です。2Lまたは4Lの水にポンと1~2錠入れるだけで溶液が完成する手軽さが最大の魅力。ただし、「個包装が少し開けにくい」という声も聞かれます。
  • チュチュベビー つけるだけタブレット:こちらも水2Lに対して1錠を入れるだけでOK。長期保存にも向いているため、災害用の備蓄としてストックしておく家庭も多いようです。

液体のようにこぼれる心配がなく、計量も不要なため、外出先での消毒には錠剤・タブレットタイプが圧倒的に便利です。

【違い③】コストパフォーマンス|1回あたりの値段はどっちが安い?

毎日使うものだから、コストも気になるところ。一般的な販売価格を参考に、1回(溶液4L)あたりのコストを比較してみましょう。(※価格は購入場所や時期により変動します)

<液体タイプでの比較>

  • チュチュベビー(1100mL):4Lの水に対し50mL使用。1本で約22回分。1回あたり約40~50円
  • ミルトン(1000mL):4Lの水に対し50mL使用。1本で20回分。1回あたり約50~60円

<錠剤タイプでの比較>

  • チュチュベビー タブレット(72錠):4Lの水に対し2錠使用。1箱で36回分。1回あたり約45~55円
  • ミルトン CP(60錠):4Lの水に2錠使用。1箱で30回分。1回あたり約50~60円

比較すると、いずれのタイプもチュチュベビーの方がやや経済的な傾向にあります。ただし、その差は僅かです。ミルトンは専用容器とのセット販売などもあり、初期投資を含めて考えると一概には言えません。セールなどを利用して賢く購入するのがおすすめです。

チュチュベビーとミルトン|それぞれのメリット・デメリットを深掘り

ここまでの違いを踏まえ、それぞれの製品が持つメリットと、使用する上でのデメリット(注意点)を整理してみましょう。

チュチュベビーのメリット・デメリット

【メリット】

  • 野菜や果物も消毒可能:食品添加物なので、離乳食作りにも活用でき、用途が広い。
  • コスパが良い:ミルトンに比べて、やや安価な傾向があり、毎日の負担を軽減できる。
  • 液体の計量がしやすい:液だれしにくいボトル設計で、ストレスなく使える。

【デメリット】

  • 専用容器がない:ミルトンのような便利な専用容器はなく、自分で消毒用のケースを用意する必要がある。
  • 一部素材への影響:ゴム製品(乳首など)を長時間つけすぎると、白っぽくなったりベタつきが出たりすることがあるという口コミも。

チュチュベビーは、哺乳びん以外にも幅広く消毒を行いたい、少しでもコストを抑えたいという家庭に最適な選択肢と言えるでしょう。

ミルトンのメリット・デメリット

【メリット】

  • 医薬品としての絶大な信頼性:産院での使用実績も多く、初めての育児でも安心して使える。
  • 専用容器が非常に便利:落とし蓋やトングが付属し、浮き上がりを防ぎながら効率的に消毒できる。
  • 携帯性に優れた錠剤:外出や旅行時の消毒に「Milton CP」が非常に役立つ。

【デメリット】

  • 塩素のにおいがやや強い:チュチュベビーと比較して、塩素臭を強く感じるという意見がある。赤ちゃんによっては嫌がる可能性も。
  • コストがやや高め:チュチュベビーに比べると、1回あたりのコストが少しだけ高い傾向にある。

ミルトンは、何よりも安心感と信頼性を重視したい、専用容器で手間なく消毒したいという方にぴったりの製品です。

哺乳びん消毒剤の正しい使い方と注意点

チュチュベビーやミルトンを安全かつ効果的に使うためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。どちらの製品にも共通する注意点なので、しっかり確認しておきましょう。

1. 事前の洗浄が必須

消毒の前に、必ず哺乳びん用洗剤とブラシでミルクの汚れ(タンパク質)をしっかりと洗い流しましょう。汚れが残っていると、消毒成分がうまく作用せず、十分な効果が得られません。

2. 正しい濃度とつけおき時間を守る

製品の説明書に記載されている希釈倍率とつけおき時間(通常1時間以上)は必ず守ってください。

  • 濃度が濃すぎる:哺乳びんの素材を傷めたり、においが強くなる原因になります。
  • 濃度が薄すぎる・時間が短い:十分な消毒効果が得られず、細菌が残ってしまう可能性があります。

3. すすぎは基本的に不要!でも…

どちらの製品も、消毒後は「すすぎ不要」とされています。これは、主成分の次亜塩素酸ナトリウムが、乾燥する過程でごく微量の塩化ナトリウム(食塩)と水、酸素に分解されるため、赤ちゃんへの影響がないと考えられているからです。
しかし、塩素のにおいが気になる場合や、赤ちゃんが嫌がるそぶりを見せる場合は、授乳直前に清潔な手で取り出し、水道水でサッとすすいであげても問題ありません。

4. 溶液は24時間ごとに交換

一度作った消毒液は、24時間効果が持続します。しかし、24時間を過ぎると消毒効果が徐々に低下していきます。また、何度も器具を出し入れすることで液が汚れることもあります。必ず1日1回、新しい溶液に交換するようにしましょう。

5. 手荒れと換気

消毒液の原液や、作った溶液に長時間触れると、肌が敏感な方は手荒れを起こす可能性があります。心配な方は、ゴム手袋を使用するのがおすすめです。また、塩素のにおいがこもらないよう、溶液を作る際や器具を出し入れする際は、換気を心がけると快適に使用できます。

【結論】あなたはどっち派?ライフスタイル別おすすめ診断

これまでの比較を元に、あなたのライフスタイルにどちらの製品が合っているか、簡単な診断をしてみましょう。

「チュチュベビー」がおすすめな人

  • 🤱 離乳食が始まっている、またはこれから始まる
  • 🥕 哺乳びんだけでなく、野菜や果物、おもちゃもまとめて消毒したい
  • 💰 日々のコストを少しでも抑えたいと考えている
  • 👍 自分で使いやすい容器を用意して、柔軟に使いたい

→汎用性とコスパを重視するなら「チュチュベビー」がおすすめです!

「ミルトン」がおすすめな人

  • 🏥 初めての育児で、何よりも安心と信頼性を優先したい
  • 🍼 産院で使っていたものを、そのまま家でも使いたい
  • 手間なく効率的に消毒できる専用容器を使いたい
  • ✈️ 外出や旅行の機会が多く、携帯性を重視する

→信頼性と利便性を重視するなら「ミルトン」がおすすめです!

まとめ

今回は、哺乳びん消毒剤の定番「チュチュベビーつけるだけ」と「ミルトン」の違いについて、成分、使い方、コスパ、安全性など多角的に比較してきました。

食品添加物で野菜も洗える汎用性の高さが魅力の「チュチュベビー」。そして、医薬品としての信頼性と専用容器の利便性が光る「ミルトン」

どちらも「つけおくだけで24時間消毒効果が続く」という優れた基本性能は同じです。最終的には、ご家庭のライフスタイルや、何を最も重視するかによって、最適な選択は変わってきます。

この記事が、あなたが製品を選ぶ際の迷いを解消し、毎日の育児をより快適で安心なものにするための一助となれば幸いです。大切な赤ちゃんのために、ぜひご家庭にぴったりの消毒剤を見つけてくださいね。