ハーフバースデーはいつ?法律に「生後6か月」の区切りはありません|やらない選択と、離乳食プレートの注意

生後6か月の赤ちゃんと母親。うしろに小さな飾り、手前に離乳食の器とスプーン 思い出をたくさん
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文=やすぴ(イクジヒロバ 運営者) この人たちについて ›

結論

⚠️ ハーフバースデーに、決まりはありません。日にちも、やることも、やるかどうかも、自由です。

★ どこまで調べたかを先に書きます。(2026年10月4日時点)

確かめた資料「ハーフバースデー」の記載
母子保健法(全文)🚨 0回
母子健康手帳(府令様式55ページ/任意様式21ページ)🚨 0回
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(60ページ・47,585字)🚨 0回
こども家庭庁「こどもの事故防止ハンドブック」(16ページ)🚨 0回
こども家庭庁 乳幼児突然死症候群のページ・リーフレット🚨 0回

⚠️ これは「日本の公的資料のどこにも無い」という意味ではありません。上の資料を全文で探した範囲で見つからなかった、というだけです。

★ そして、やるなら気をつけることが2つだけあります。離乳食のプレートと寝相アートです。下で書きます。

法律が決めている健診は、1歳6か月と3歳だけです

「生後6か月」という区切りが公的に決まっているのかを、法律の条文で確かめました。

市町村は、次に掲げる者に対し、内閣府令の定めるところにより、健康診査を行わなければならない。— 母子保健法(昭和四十年法律第百四十一号)第十二条第一項
一 満一歳六か月を超え満二歳に達しない幼児— 同 第十二条第一項第一号
二 満三歳を超え満四歳に達しない幼児— 同 第十二条第一項第二号

🚨 市町村に義務づけられているのは、この2つだけです。生後6か月は入っていません。

法律が健診を義務づけているのは1歳6か月と3歳の2つだけで、生後6か月には無いことを示した図
母子保健法 第十二条が市町村に義務づけている健診は、1歳6か月と3歳の2つ。生後6か月は入っていません。6〜7か月児健診は、同じ法律の第十三条(市町村が必要に応じて行う健診)です。

⚠️ ただし「6〜7か月健診がない」という意味ではありません。同じ法律の第十三条に、市町村は必要に応じて健診を行う、という定めがあります。6〜7か月健診はそちら側(市町村の判断)です。

★ ⚠️ そして「義務ではない=受けなくていい」ではありません。当サイトの助産師は、法律で義務なのが1歳6か月と3歳だけだと知ったうえで「それでも受けたほうがいい」と言っています。→ 乳児健診は何を見ている?法律で義務なのは1歳半と3歳だけ。それでも助産師が「受けたほうがいい」と言う理由

★ 母子健康手帳を見ると、扱いの差がはっきり出ています。

27ページには「6〜7か月児健康診査」の記録欄があります。でも、33ページの1歳6か月児健診にだけ、この一文が付いています。

<1歳6か月児健康診査は、全ての市区町村で実施されていますので、必ず受けましょう。>— こども家庭庁「母子健康手帳 府令様式」33ページ

→ ★ 同じ手帳の中でも、「必ず受けましょう」と書かれているのは1歳6か月だけです。

つまり、生後6か月という区切りは、国が定めた節目ではありません。お祝いしてもしなくても、何かを外れることはありません。

📚 この記事を書くために参考にした情報
母子保健法(昭和四十年法律第百四十一号) https://laws.e-gov.go.jp/law/340AC0000000141 / こども家庭庁「母子健康手帳(府令様式)」 https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/909390f5-d0c0-47b9-9b9e-c343b88bde66/ce5b736e/20260409_policies_boshihoken_techou_25.pdf

いつやるか:数え方は2通りあって、どちらでもかまいません

⚠️ 公的な決まりがないので、数え方も決まっていません。よく使われているのは次の2つです。

数え方例(10月31日生まれ)
誕生日の半年後の、同じ日翌年の4月30日(または5月1日)
生後180日目翌年の4月29日ごろ

★ どちらでも、数日しか違いません。都合のよい日で大丈夫です。

⚠️ 実際、自治体の子育て支援センターでは「その月に生まれた子をまとめて」お祝いしている例もあります。日にちはその程度のものだと考えてください。

🚨 ここだけは気をつけてください①:離乳食のプレート

ハーフバースデーで写真に撮られるのは、離乳食で作ったプレートが多いです。

生後6か月は、ちょうど離乳食が始まったころです。

その時期は生後5~6か月頃が適当である。— 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年3月)
離乳食を飲み込むこと、その舌ざわりや味に慣れることが主目的である。離乳食は1日1回与える。— 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年3月)

★ つまり、まだ「食べる練習」の時期です。見た目のために食材を増やす時期ではありません。

🚨 はちみつは、1歳まで使えません

いちばん大事なのはこれです。ケーキ風のプレートで使われやすいので、先に書きます。

ハチミツは1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品です。— 厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」
ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。— 厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」

🚨 加熱しても無効になりません。「焼いたから大丈夫」ではありません。

この時期に使える物・まだの物(資料に書いてあるものだけ)

離乳の開始は、おかゆ(米)から始める。新しい食品を始める時には離乳食用のスプーンで1さじずつ与え、子どもの様子をみながら量を増やしていく。慣れてきたらじゃがいもや人参等の野菜、果物、さらに慣れたら豆腐や白身魚、固ゆでした卵黄など、種類を増やしていく。— 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年3月)
資料に書かれていること
使えるおかゆ(米)/じゃがいも・人参などの野菜/果物/豆腐/白身魚/固ゆでの卵黄/ヨーグルト・塩分や脂肪の少ないチーズ
まだ先赤身魚・青皮魚(白身魚から進める)/全卵(卵黄から進める)/脂肪の多い肉類(少し遅らせる)
使わない🚨 はちみつ(1歳を過ぎるまで)/調味料(開始時期は必要ない)
飲用は1歳から牛乳(鉄欠乏性貧血の予防の観点から、1歳を過ぎてからが望ましい)
調味について、離乳の開始時期は、調味料は必要ない。— 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年3月)

⚠️ よく「ダメ」と言われる物のうち、公的な資料に個別の記述が無かったものがあります。

生クリーム・市販のケーキ・いちご・ぶどう・ゼラチン・刺身・ナッツは、今回調べた資料に個別の記載がありませんでした。

→ ★ 「資料に無い=安全」ではありません。上の表にある「使える物」で作るのが確実です。

固さも決まっています

食品は、子どもが口の中で押しつぶせるように十分な固さになるよう加熱調理をする。初めは「つぶしがゆ」とし、慣れてきたら粗つぶし、つぶさないままへと進め、軟飯へと移行する。— 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年3月)

★ 写真のために形を作ると、固くなりがちです。押しつぶせる固さを先に決めてから、形を考えてください。

⚠️ 月齢は目安です。

ただし、子どもの発育及び発達には個人差があるので、月齢はあくまでも目安であり、子どもの様子をよく観察しながら、親が子どもの「食べたがっているサイン」に気がつくように進められる支援が重要である。— 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年3月)

→ まだ離乳食が始まっていなくても、遅れではありません。その場合、プレートは作らなくて大丈夫です。

📚 この記事を書くために参考にした情報
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年3月改定/現在はこども家庭庁のサイトで公開) https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/ff38becb-bbd1-41f3-a95e-3a22ddac09d8/8ad42093/20230401_policies_boshihoken_123.pdf / 厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html

🚨 ここだけは気をつけてください②:寝相アート

寝ている赤ちゃんのまわりに、布や小物を並べて撮る撮り方があります。

⚠️ これは、国が「置かないで」と言っている状態と重なります。

ぬいぐるみやタオルなどは窒息のリスクにつながります。赤ちゃんのまわりは何も置かずにシンプルに整えましょう。— こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように」(3)寝床には何も置かずにすっきりと
寝ているこどもの顔の近くに、口や鼻を覆ったり、首に巻き付いたりする物は置かないようにしましょう。— こども家庭庁「こどもの事故防止ハンドブック」4ページ

★ ただし、国は「やってはいけない」とは言っていません。同じページに、こう書かれています。

なお、上記の記載は、いずれも、予防策をお示しするものであり、当該行為を禁止するものではありません。— こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように」

→ ★ 撮るなら、起きているときに、短い時間で。そして顔の近くに物を置かない。撮り終わったら片づける。

🚨 寝かせたまま飾りを置いて、そのまま目を離すことだけは避けてください。

📚 この記事を書くために参考にした情報
こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように」 https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/kenkou/sids/ / こども家庭庁「こどもの事故防止ハンドブック」 https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/0ea9d385-e75d-4c16-9f35-92c09d931ef4/69d9c0a9/20260406_policies_child-safety-actions_handbook_08.pdf

由来は、はっきりしていません

「アメリカから来た」とよく書かれています。学術的にたどれる記述は、民俗学の論文に1本ありました。

ハーフバースデーは元々アメリカの習慣としてあり、学校の休みの時期などに誕生日があたっても、半年ずらすことで皆に祝ってもらいやすくするために行うことが多いが、現在は生後6 か月の赤ちゃんを祝うことも含んでいる。日本では帰国子女などを通じて広がり始め— 田口祐子「乳児期における新しい人生儀礼とメディア」(冠婚葬祭総合研究所『論文集(令和6年度)』16ページ)

⚠️ ただし、その著者自身がこう書いています。

ハーフバースデーがどのように広まり今に至るのかについては、まだ不明な点が多い。— 同論文 18ページ

🚨 この論文の中でも、写真館がサービスを始めた年が「2009年」と「2007年」で食い違っています(本文16ページと、おわりに21ページ)。

→ ★ だからこの記事では、始まった年を書きません。

★ 広がり方については、こう書かれています。

育児雑誌『ひよこクラブ』(ベネッセコーポレーション)は、2005 年頃からハーフバースデーに関する読者からの投稿が増えてきたことを受け、2010 年11 月号から読者ページにコーナーを設けた。— 同論文 18ページ
📚 この記事を書くために参考にした情報
田口祐子「乳児期における新しい人生儀礼とメディア」(冠婚葬祭総合研究所『論文集(令和6年度)』) https://www.ceremony-ri.jp/wp-content/uploads/2024_p13_taguchi.pdf

やらない、も選べます

検索すると、写真スタジオのページがたくさん出てきます。

⚠️ それは「撮りましょう」と言う側のページです。やらない選択は、そこには書かれていません。

やらなくて困ることは、ありません。

  • 法律が定めた節目ではありません(上で確かめました)
  • 母子健康手帳に記入する欄もありません
  • 健診や予防接種とは関係ありません

★ 生後6か月は、離乳食が始まって、夜中の授乳がまだ続いている時期です。

準備に時間をかけられないのは、普通のことです。

⚠️ もしやるなら、全部やらなくて大丈夫です。プレートだけ、飾りだけ、写真を1枚撮るだけ。どれでも成立します。

⏳ この記事に、まだ書いていないこと

🚫 実際にやってみた話は、まだ書けません。

  • 飾り付けに実際いくらかかるか
  • 100円ショップでどこまでそろうか
  • 離乳食のプレートを実際に作るとどうなるか

★ 2027年4月以降に、実物の写真とレシートを添えて追記します。

出典

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