お食い初めはいつ?100日目・120日目の資料と、数え方・食べさせる順番

朱塗りのお膳に赤飯・汁椀・焼き鯛・小石3つを並べたお食い初めの祝い膳 思い出をたくさん
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お食い初めは、生後100日前後に行う行事です。今回開いた資料のうち、お食い初めの時期を書いていたもの(神社・農林水産省・自治体・図書館の記録)は、1件を除いて「100日(百日)」を時期として挙げていますが、言い方はそろっていません。除いた1件は大宮八幡宮の式場のページで、「生後百二十日目に行われますが、」と書いています(同じ文章の「百日目頃」は、歯が生え出す頃の説明です)。神社本庁は同じページで「生後100日を過ぎると」と「ちょうど100日目に」の両方を使い、東京都神社庁は「生後百日目または百二十日目」、白山市のページ(民間団体の資料の転載)は「生後100日目か200日目」、産泰神社は関西に「生後120日を目安」にする地域があると書いています。

生まれた日を1日目と数えるのか、翌日から数えるのかは、今回確かめたお食い初めの資料には書かれていませんでした。数え方で変わるのは1日だけです。たとえば2026年10月15日生まれなら、生まれた日を1日目とした100日目は2027年1月22日、生まれた日の100日後は1月23日です(当サイトの計算)。

この記事でわかること

  • 日数の書き方は資料ごとに違う。神社本庁は同じページで「100日を過ぎると」と「ちょうど100日目」、東京都神社庁は100日目か120日目、白山市(転載)は100日目か200日目、産泰神社は関西に120日を目安にする地域があると書く
  • 何日目の数え方(生まれた日を1日目にするか)は、確かめたお食い初めの資料には書かれていない。今回の資料で数え方を書いていたのは、住吉大社のお宮参りの説明と、届出の期間についての戸籍法
  • 2026年10月生まれの100日目・120日目の早見表(当サイトの計算)
  • お食い初めは「食べさせるまね」をする儀式だと、農林水産省・水戸市などが書いている
  • 食べさせる順番は、白山市(転載)と産泰神社で一致しない。神社本庁・東京都神社庁・農林水産省・水戸市のページには順番の記述がない
  • 食べさせる役(養い親)は資料で違い、産泰神社はページの中でも説明が分かれている
  • ⚠️ 石の使い方は資料で分かれ、産泰神社は誤飲の危険を理由に「石を直接口元に持っていかない」と書いている
  • 歯固めの石は、神社本庁・東京都神社庁・乃木神社が「〜こともある」「〜ところもある」と書き、農林水産省・水戸市・産泰神社などは行う前提でやり方を書いている。石の出どころと使い方も資料で違う

日数は資料ごとに違う(原文を並べる)

神社本庁のページは、続く2つの文で言い方が変わります。

生後100日を過ぎると、食べ物に一生困らないようにとの願いから、お膳を用意し食べる真似をする儀式を行います。— 神社本庁「出産と育児に関する神事」
これを「お食い初め」といい、ちょうど100日目にお祝いをすることから「百日(ももか)の祝い」とも呼ばれます。— 神社本庁「出産と育児に関する神事」

1文目は「100日を過ぎると」、2文目は「ちょうど100日目に」です。どちらか一方に決めている書き方ではありません。

東京都神社庁は、100日目と120日目の2つを挙げています。

地方により多少違いがあるようですが、生後百日目または百二十日目に行います。— 東京都神社庁「神社Q&A 人生儀礼(4)」

農林水産省の食文化のページは、見出しを「生後100日頃に行う「お食い初め」」としています。水戸市と橿原神宮も「めど」「頃」という幅のある言い方です。

平安時代に餅のお粥を食べさせる儀式「百日(ももか)」が起源で、一般的に生後100日をめどに行うのが「お食い初め(おくいぞめ)」です。— 水戸市「こどもが生まれてから20歳までの伝統行事」
『御食い初め』(おくいぞめ)とは、生後100日頃を経過した赤ちゃんの健やかな成長と健康を祈ると共に、一生食べ物に困らない様にという願いを込めて行う日本古来の伝統行事です。— 橿原神宮「お食い初めを是非ご家庭で」

水戸市のページは冒頭に「こちらの伝統行事はあくまで参考に載せております。」と断っています。

関西の地域差を書いていたのは、産泰神社の読みもの(神社豆知識「このはな手帖」)です。

関西では生後120日を目安にお食い初めを行う地域もあります。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」
これは「食い延ばし」といわれる風習で、お食い初めの行事を先延ばしにすることで、長寿を願う意味があるといわれています。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」

同じページの冒頭は「100日目に行うとされており」、本文の見出しは「生後100日前後で行う」です。

いちばん幅が広いのは白山市のページです。

地方によって日は異なるようですが、ちょうど赤ちゃんの離乳期にあたる、生後100日目か200日目(4カ月~6カ月)に行うのが一般的のようです。— 白山市「お食い初めレシピ」

この節は、節の終わりに「(「お食い初めと健恋う会」の資料より)」とあり、市が調べて書いた文ではなく、民間団体の資料の転載です。今回の資料の中では根拠として弱いものです。また、生まれた日を1日目とすると、10月15日生まれの200日目は2027年5月2日で、生後6か月半ほどです(当サイトの計算)。括弧の「(4カ月~6カ月)」とは合いませんが、原文のまま載せています。

ほかの資料もまとめると、次のとおりです。

資料日数の書き方どんな資料か
神社本庁「生後100日を過ぎると」「ちょうど100日目に」神社本庁の公式サイト
東京都神社庁「生後百日目または百二十日目」神社Q&A
農林水産省「生後100日頃」(見出し)食文化のページ
水戸市「一般的に生後100日をめどに」市のページ(「あくまで参考」と断りあり)
橿原神宮「生後100日頃を経過した」2016年4月27日のお知らせ
七社神社(東京都北区)「百日目に」2016年2月13日のブログ
産泰神社「100日目」「生後100日前後」、関西は「生後120日を目安」にする地域も神社の読みもの(令和6年9月18日)
乃木神社本文に日数なし。画像の代替テキストが「お食初め(生後100~120日目)」人生儀礼のページ
大宮八幡宮の式場「清涼殿」「生後百二十日目に行われますが、」。同じ文章に「百日目頃」も出てくる(歯が生え出す頃の説明として)お喰い初め膳(料理)の紹介ページ
白山市「生後100日目か200日目(4カ月~6カ月)」民間団体の資料の転載
小平市「百日目には、お食い初めをするの。」昔の暮らしの語り(市報こだいら2015年1月1日号から抜粋)

今回開いた神社・省庁・自治体・図書館の資料には、「110日」を挙げたものはありませんでした(検索上位のお祝い膳のページには、100日・110日・120日を並べるものがありました。2026年9月16日確認)。

「100日目」はいつ? 数え方と、10月生まれの早見表

今回確かめたお食い初めの資料(上の表の11件と、農林水産省のすごろくのPDF、静岡市の案内、図書館の記録2件)の本文には、生まれた日を何日目と数えるかの説明はありませんでした(探した語:「1日目」「一日目」「数え」「生まれた日」。当たったのは、お宮参りの「31日目」「三十一日目」、「数え年」、すごろくの八十八夜の「立春から数えて」で、どれもお食い初めの記述ではありませんでした)。

数え方を書いていたのは、お宮参りについての住吉大社のページです。

大阪では昔から生まれた日を一日目と数えて、男の子は30日目、女の子は31日目にお参りする慣わしとなっています。— 住吉大社「初宮まいり」

これは大阪のお宮参りの書き方で、お食い初めの数え方として書かれたものではありません。

法律では、出生届のような届出の期間の数え始めが決まっています。戸籍法は、こう定めています。

届出期間は、届出事件発生の日からこれを起算する。— 戸籍法 第43条第1項

出生届の「14日以内」は、生まれた日を1日目として数えます(出生届はいつまで?どこに出す?)。ただ、これは届出の期間の決まりで、お食い初めの日取りの決まりではありません。

検索上位のお祝い膳のページには「生まれた日を1日目として数えるのが一般的」、写真館のページには「生まれた日を1日目と数え」と書くものがありました(2026年9月16日確認)。今回開いた神社・省庁・自治体の資料には、お食い初めについて、それに当たる説明は見つかりませんでした。

2026年10月に生まれた場合の日付を計算しました(当サイトの計算。曜日つき)。

生まれた日100日目(生まれた日を1日目)生まれた日の100日後120日目(生まれた日を1日目)
2026年10月1日(木)2027年1月8日(金)1月9日(土)1月28日(木)
10月10日(土)1月17日(日)1月18日(月)2月6日(土)
10月15日(木)1月22日(金)1月23日(土)2月11日(木)
10月20日(火)1月27日(水)1月28日(木)2月16日(火)
10月31日(土)2月7日(日)2月8日(月)2月27日(土)

計算のしかた:生まれた日を1日目にするなら、100日目は生まれた日に99日を足した日です。10月15日生まれなら、10月15日〜31日で17日、11月の30日で47日、12月の31日で78日、1月22日で100日目になります。

★ 数え方の違いは1日です。表の11件のうち、神社本庁・農林水産省・水戸市・橿原神宮・産泰神社は「過ぎると」「頃」「めど」「前後」という幅のある言い方も使っています。産泰神社は、日程についてこう書いています。

お食い初めは、必ずしも100日目に行わなければならないわけではありません。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」

100日目は、生後3か月と1週間ほどです(生後1か月ごろの行事は お宮参りはいつ?男の子30〜32日目・女の子31〜33日目|数え方と初穂料 をご覧ください)(10月15日生まれで1月22日)。このころに生後3〜4か月の乳児健診をする市町村もあります(法律では市町村の任意)。

何をする? 料理を「食べさせるまね」をする

資料は、実際に食べさせるのではなく「まね」をする儀式だと書いています。

“一生食べることに困らないように”とお願いをしながら、赤ちゃんに食事を食べるマネをさせる儀式です。— 農林水産省「子どもが生まれたら~知っておきたい7つの人生儀礼~」
「一生、食べ物に困らないように」と赤ちゃんの健やかな成長を願う意味合いが込められていますが、お食い初めでは“食べるまね”だけで、本当にごはんを食べさせるわけではありません。— 水戸市「こどもが生まれてから20歳までの伝統行事」

小平市が昔の暮らしを語りで紹介しているページにも、同じことが出てきます。

まだ本当には食べられないけど、食べさせるまねをしたんだよ。— 小平市「赤ちゃんのお祝い(小平市の昔話)」

並べる料理は、農林水産省がこう書いています。

お食い初めのメニューはお赤飯、尾頭付きの鯛、煮物、香の物、汁物の一汁三菜が一般的とされています。— 農林水産省「子どもが生まれたら~知っておきたい7つの人生儀礼~」

魚は地域で違うことがある、と書く資料もあります。

鯛が一般的。地方によって魚の種類が異なることもあります。— 水戸市「こどもが生まれてから20歳までの伝統行事」
関東は焼き物に鯛を使いますが、関西はホウボウを使う場合があります。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」

石川県立図書館のレファレンスの記録は、『金沢市史 資料編14』から、金沢市内でハチメ(メバル)を付ける地区と、鯛を付ける地区があることを書き写しています(図書館の記録による孫引き)。

食べさせる順番は、2つの資料で一致しない

今回開いた省庁・自治体・図書館の資料で順番を書いていたのは、白山市のページだけでした。

お食い初めの作法は取り皿に小さく握ったおむすびを取り、ご飯、汁、ご飯、魚、汁の順で3回づつ赤ちゃんの口元につけ、食べさせるまねをします。— 白山市「お食い初めレシピ」

これも、日数の文と同じ節にある「お食い初めと健恋う会」の資料の転載です。「3回づつ」は原文のままで、「それぞれを3回ずつ」なのか「この順を3回」なのかは、原文からは読み取れませんでした。同じ節は続けて「現在ではしきたりにとらわれず、家庭ごとに献立を考えて祝うケースが増えています。」と書いています。

産泰神社は、一汁三菜の場合の順番をこう書いています。

①お赤飯→②お吸い物→③お赤飯→④鯛→⑤お赤飯→⑥お吸い物→①に戻る— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」

本文では、この行を「3周繰り返します」とし、最後のお吸い物のあとに歯固めの儀式へ移る、と続けています(同じページのよくある質問では「三周」)。煮物や香の物がある場合は「①お赤飯→②お吸い物→③お赤飯→④おかず」を繰り返す、としています。そして、こうも書いています。

お食い初めの順番は複雑ですので、順番を間違ってしまっても大丈夫です。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」

2つを並べると、次のとおりです。

白山市(民間団体の資料の転載)産泰神社
1回の流れご飯→汁→ご飯→魚→汁お赤飯→お吸い物→お赤飯→鯛→お赤飯→お吸い物
回数「3回づつ」「3周」(よくある質問では「三周」)
ご飯が出てくる回数(1回の流れの中)2回3回
最後お吸い物のあと、歯固め

南アルプス市立図書館のレファレンスの記録は、順番は書かず「少しずつ」口へ運ぶとしています。

お膳の物を少しずつ赤ちゃんの口へ運び、食事のまねごとをする。最後に歯がための小石にさわった箸を歯茎にあてる。— レファレンス協同データベース「お食い初めについて知りたい。」(南アルプス市立図書館)

この記録の参考資料の欄には3冊の書名がありますが、どの文がどの本によるかは書かれていません。神社本庁・東京都神社庁・農林水産省・水戸市のページには、順番の記述はありませんでした。

「食べさせる」ときの手つきについて、産泰神社は次の2文を続けて書いています。

たべさせるといっても、それぞれのメニューをひとかけら箸でつまみ、口元に軽く触れさせる程度で大丈夫です。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」
赤ちゃんはまだご飯を食べることができませんので、誤飲には十分注意して行いましょう。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」
👶 助産師のひとこと
食べ物については、食べる真似だけで、触れさせなくていいのかなと思います。

誰が食べさせる?(養い親)

食べさせる役を「養い親」と呼ぶ資料があります。誰が務めるかは、資料によって違います。

赤ちゃんに食べさせる役の「養い親」は、長寿にあやかって、祖父、祖母が務めるのが習わし。— レファレンス協同データベース「お食い初めについて知りたい。」(南アルプス市立図書館)
祖父など長寿の人にお願いするのがよいでしょう。適当な人がいない場合は父親がやってもかまいません。— 白山市「お食い初めレシピ」

白山市(転載)は続けて、男児には男性、女児には女性に、と書いています。

産泰神社は、同じページの中で説明が分かれています。本文はこうです。

養い親とは、赤ちゃんと同姓の最年長者である人のことです。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」

ところが、この文のすぐ上の小見出しは「養い親とは、その場での最年長者」で、「同姓の」が入っていません。ページの最後のよくある質問でも、こう答えています。

一般にはその場での最年長者である「養い親」が行いますが、誰が行っても問題ありません。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」
資料誰が食べさせるか
南アルプス市立図書館(レファ協)祖父・祖母が務めるのが「習わし」
白山市(転載)祖父など長寿の人。適当な人がいなければ父親でも。男児には男性、女児には女性
産泰神社・本文「赤ちゃんと同姓の最年長者」
産泰神社・小見出しとよくある質問「その場での最年長者」。「誰が行っても問題ありません」
神社本庁・東京都神社庁・農林水産省・水戸市記述なし

歯固めの石は、書き方も出どころも使い方も資料で違う

歯固めの石を「地域によっては」「こともあります」と書いているのは、神社本庁・東京都神社庁・乃木神社です。農林水産省・水戸市・七社神社・産泰神社などは、行う前提でやり方を書いています。

お膳には赤飯や鯛などを載せ、また地域によっては、歯が丈夫であることを祈り、お膳に氏神さまでお借りした小石を一緒に載せ、歯固めの儀を行うところもあります。— 神社本庁「出産と育児に関する神事」
この日には、新しい茶碗や汁碗、そして皿などを用意し、そこに赤飯と尾頭付きの魚、そして歯が石のように丈夫で堅くなるようにとの願いから小石が添えられることもあります。— 東京都神社庁「神社Q&A 人生儀礼(4)」
また、歯が石の様に丈夫になることをお祈りし、「歯固め」といってお膳に小石を添えることもあります。— 乃木神社「人生儀礼」

石の出どころも、資料で違います。神社本庁は「氏神さまでお借りした小石」、農林水産省は「氏神様の境内で拾った」石です。七社神社は、お宮参りの記念品として石を渡し、終わったら神社に納める形です(2016年2月13日の投稿。今も同じかは確かめていません)。

当社ではお子様のお宮参りの記念品として、この歯固め石をお頒けしています。お食い初めの行事が終わりましたら、境内の「歯固め石 納所」にお納め下さい。— 七社神社「歯固め石」
小石(神社から授かるか、購入、または近所の河原などで拾い、熱湯消毒して使います。)— 水戸市「こどもが生まれてから20歳までの伝統行事」

白山市(転載)は「小石を3つのせた小皿」と、数まで書いています。ほかの資料に石の数はありませんでした。

使い方も分かれています。

氏神様の境内で拾った「歯固めの石」を赤ちゃんの歯茎に触れさせて、石のように丈夫な歯が生えるようにとお祈りをします。— 農林水産省「子どもが生まれたら~知っておきたい7つの人生儀礼~」
お膳に料理を盛り付け、お子様に食べさせる所作(まね)をし、その後歯固めの石をお子様の口に付けるか、石に触れた箸をお子様の歯茎にそってあてます。— 七社神社「歯固め石」

産泰神社は、石ではなく箸の先を使うと書き、その理由も続けています。

歯固めの儀式では、石を直接赤ちゃんの口元に持っていくのではなく、箸の先を軽く石にあて、赤ちゃんの歯茎に軽く箸の先を当てましょう。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」
誤飲の危険性があるので、直接石を赤ちゃんの口元に持っていくのはやめましょう。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」
👶 助産師のひとこと
こういう二つの神社のやり方がありますよ、でいいのかなと思います。ただ、石は清潔にしてからの方が、どちらにせよいいと思います。

産泰神社は、この部分を「歯固め石は誤飲に注意して」という見出しで書いています。

使い方資料
石を歯茎に触れさせる農林水産省
石を口に付けるか、石に触れた箸を歯茎にあてる七社神社
小石にさわった箸を歯茎にあてる南アルプス市立図書館(レファ協)
箸の先を石にあて、その箸の先を歯茎にあてる(⚠️ 誤飲の危険性を理由に、石を直接口元に持っていかないよう書いている)産泰神社
石を「食べる真似」をする水戸市
石を「かませるまね」をした小平市(昔の語り)

石以外のものを使う地域もあります。

関東では「歯固め石」を使用することが一般的ですが、関西ではタコを使用します。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」

石川県立図書館のレファレンスの記録は、『ほくりくの冠婚葬祭 決定版』から、石川県では「飯粒をつけた石」を添えるところもある、と書き写しています(孫引き)。南アルプス市立図書館の記録は、歯がために「勝栗や小石」を添えるとしています。

「歯固め」という名前のおもちゃ(歯が生え始めた赤ちゃんがかむもの)とは別のものです。おもちゃのほうは歯固めはいつから?にまとめています。

関東と関西の違い(産泰神社の説明)

関東と関西の違いをまとめて書いていたのは、今回の資料では産泰神社だけです。上で引いた原文をまとめると、次の3つです。

  • 日:関西では生後120日を目安にする地域もある(「食い延ばし」)
  • 魚:関東は鯛、関西はホウボウの場合がある
  • 歯固め:関東は歯固め石が一般的、関西はタコ(産泰神社の書き方)

東京都神社庁の「生後百日目または百二十日目」は、地域の名前を挙げずに「地方により多少違いがある」としています。大宮八幡宮の式場(「生後百二十日目に行われますが、」)と乃木神社(画像の代替テキスト「お食初め(生後100~120日目)」)も、地域を挙げずに120日を出しています。関西以外の地域で120日にするかどうかは、今回の資料からは分かりませんでした。

よくある質問

Q. 100日を過ぎてしまったら?

神社本庁の1文目は「生後100日を過ぎると」で、産泰神社は「必ずしも100日目に行わなければならないわけではありません」と書いています。静岡市の事業(下の質問)も、生後100日を過ぎてからの申し込みを受け付けています。

Q. お宮参りと同じ日にしてもいい?

産泰神社は、同じ日にする人もいると書いています。

最近では、生後1か月で行うお宮参りと同日にお食い初めを行う人もいます。— 産泰神社「お食い初めのやり方は?」

一方で橿原神宮は、「初宮参りを終えて、2ヶ月程後に迎える「お食い初め」。」と、別の日の行事として書いています。なお北海道神社庁は、お宮参りについて次のように書いています(同じページは続けて「生後30日以後100日ぐらいの間にお参りするとよいでしょう」とも書いています)。

北海道では30日前後ではなく100日前後が一般的です。— 北海道神社庁「人生礼儀・人生のまつり」

Q. 器はどう選ぶ?

白山市(転載)は、男の子と女の子で器を分けています。

祝い膳は男の子は朱塗り(赤)、女の子は黒内朱を使います。— 白山市「お食い初めレシピ」

産泰神社も、男の子は全部朱塗り、女の子は外が黒・内が朱塗りの器としたうえで、「(地域によっては逆の場合もあります)」と書いています。東京都神社庁は「新しい茶碗や汁碗、そして皿など」です。

お宮参りのときに器を渡している神社もあります。

初宮参りの方には、赤ちゃんのお守りとお食い初めの食器を授与しています。— 太宰府天満宮「安産祈願・初宮参り」

橿原神宮は、初宮参りの御祈祷料15,000円以上を納めた人に会津塗の「御食い初めセット」を渡す、と書いています(2016年4月27日のお知らせ。今も同じかは確かめていません)。

Q. 自治体で何かしてもらえる?

静岡市は、2026年4月1日から2027年3月31日までに生まれた静岡市在住のこどもの家庭に、お食い初めのお祝いとして「東海軒の元祖鯛めし」を無料で渡す事業をしています(2026年9月16日確認)。受け取る日の決め方は、こう書かれています。

受取日は、お申込み日から7日後以降で、お子様の生後100日の前後1か月程度の期間内でご指定ください。— 静岡市「生後100日のお祝い「東海軒の元祖鯛めし」無料提供事業のご案内」

2026年10月生まれの申込期限は、2027年2月28日です。生後100日を過ぎていても申し込めると書かれています。受け取りは、東海軒の静岡駅南口コンコース売店(10時から16時・母子手帳を見せる)です。ほかの市町村は調べていません。

Q. お食い初めにかかる費用は?

料理や器の値段は、お店と時期で変わるため、この記事では調べていません。

この記事について

  • 2026年9月16日に、下の出典のページを開いて原文を確認し、書きました。
  • 神社・省庁・自治体・図書館の記録の書き方を並べたものです。どれが正しいかは判定していません。家や地域のしきたりがあれば、そちらを優先してください。
  • 日付の早見表と「200日目は生後6か月半ほど」は、当サイトの計算です。
  • 資料ごとの書き方を並べたもので、当サイトとしてどれがよいかは決めていません。安全に関わるところは、助産師さくらのひとことを2か所に添えています。産泰神社の注意の文は、原文をそのまま紹介しています。
  • 白山市の日数・順番・養い親の文は、市のページに転載された民間団体(お食い初めと健恋う会)の資料です。図書館の記録は、本の内容を図書館が書き写したものです。
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  • 気になる点があればお問い合わせからお知らせください。誤りがあれば訂正とお詫びに記録して直します。運営者については運営者情報をご覧ください。
📚 この記事を書くために参考にした情報
神社本庁「出産と育児に関する神事」 https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/shussan/
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東京都神社庁「神社Q&A 人生儀礼(4)」 http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/qa/jinseigirei/04/
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農林水産省「子どもが生まれたら~知っておきたい7つの人生儀礼~」 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/oishiiwashoku/article/94/
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水戸市「こどもが生まれてから20歳までの伝統行事」(更新日 2026年4月1日) https://www.city.mito.lg.jp/page/119683.html
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白山市「お食い初めレシピ」(更新日 2022年2月8日) https://www.city.hakusan.lg.jp/machi/chisanchisyo/1004836/1004852/1005233/1004854.html
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小平市「赤ちゃんのお祝い(小平市の昔話)」(更新日 2021年1月28日) http://www.city.kodaira.lg.jp/kurashi/087/087506.html
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静岡市「生後100日のお祝い「東海軒の元祖鯛めし」無料提供事業のご案内」(更新日 2026年8月31日) https://www.city.shizuoka.lg.jp/s5783/s013091.html
📚 この記事を書くために参考にした情報
橿原神宮「お食い初めを是非ご家庭で」(平成28年4月27日) https://kashiharajingu.or.jp/news/%E6%A9%BF%E5%8E%9F%E3%81%A0%E3%82%88%E3%82%8A/464.html
📚 この記事を書くために参考にした情報
七社神社「歯固め石」(2016年2月13日) https://nanasha.jp/1021/
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産泰神社「【これで丸わかり】お食い初めのやり方は?お食い初めにはどんな意味があるの?」(令和6年9月18日) https://www.santai-jinja.jp/blog/okuizome/
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乃木神社「人生儀礼」 https://nogijinja.or.jp/girei.html
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大宮八幡宮式場 清涼殿「お喰い初め膳(おくいぞめぜん)」 https://ohmiya-hachimangu.or.jp/seiryouden/kyouzen/kyozen_menu/okuizome
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太宰府天満宮「安産祈願・初宮参り」 https://www.dazaifutenmangu.or.jp/kigan/anzan
📚 この記事を書くために参考にした情報
住吉大社「初宮まいり」 https://www.sumiyoshitaisha.net/worship/hatsumiya.html
📚 この記事を書くために参考にした情報
北海道神社庁「人生礼儀・人生のまつり」 https://hokkaidojinjacho.jp/ritual-life/
📚 この記事を書くために参考にした情報
戸籍法(e-Gov法令検索) https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000224
📚 この記事を書くために参考にした情報
レファレンス協同データベース「お食い初めについて知りたい。」(南アルプス市立図書館) https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000150120
📚 この記事を書くために参考にした情報
レファレンス協同データベース 登録番号1000240377(石川県立図書館) https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000240377
📚 この記事を書くために参考にした情報
農林水産省「四季を楽しむ和食すごろく」(PDF) https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/attach/pdf/index-26.pdf
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