アンパンマン大図鑑と大図鑑プラスの違いは、中身より先に出た年です。大図鑑プラスは2018年6月の本で、そのあと2023年10月に『アンパンマン大図鑑 げんき100ばい 公式キャラクターブック』が出ました。フレーベル館の出版サイトに書籍ページが残っているのは、この2023年の1冊だけです(2007年版・2013年版・2018年のプラスは、ページ自体がありません)。
つまり新品で選べるのは、実質1冊です。「どっちを買うか」で迷っているなら、答えは「2023年版」になります。
その2023年版は304ページ、税込2,750円(本体2,500円)。フレーベル館は書籍紹介に「2300以上のなかまが大集合!」と書いています。収録数の数字を出版社が公表しているのは、4冊のうちこの1冊だけでした。2013年版とプラスの収録数は、出版社のページでも国立国会図書館の書誌でも公表を確認できませんでした。
一方の「プラス」は、本体239ページに別冊『ばいきんまん大図鑑』55ページが付く2冊組です。この「2冊組」が、プラスという名前のいちばんはっきりした中身の違いでした。2023年版は、その2冊が1冊にまとめ直された本です。
⚠️ 中古でプラスを検討している場合だけ、先に1つ。プラスは2018年6月の本なので、そのあとの映画のキャラクターは入っていません。「ふわふわフワリーと雲の国」は2021年、「ロボリィとぽかぽかプレゼント」は2023年の作品です。お子さんが最近見たキャラクター目当てなら、プラスでは届きません。
ここから先は、4冊分の発売年・ページ数・定価・ISBNを、出版社のページと国立国会図書館の書誌で確認できたものだけ並べます。中古の値段を見る前に、どちらかが目を通しておくと買い間違いが減ります。
結論:新品で買えるのは2023年版の1冊。プラスは2018年の旧版
- 「プラス」は2018年6月発行の旧版。「新版」ではありません。
- 今フレーベル館の出版サイトに書籍ページがあるのは、2023年10月発行の『アンパンマン大図鑑 げんき100ばい 公式キャラクターブック』だけ。 2007年版・2013年版・プラスは、書籍ページが見当たりませんでした。
- その2023年版は304ページ、税込2,750円(本体2,500円)、なかま2300以上。
- プラスだけが2冊組。 本体239ページ+別冊『ばいきんまん大図鑑』55ページ。2023年版は、この2冊が1冊になったものです。
- ⚠️ 中古でプラスを選ぶと、2021年以降の映画キャラクターは入っていません。
- 2023年版には、301ページのさくいんに誤りがあり、訂正シールが無料でもらえます(後述)。
4冊のスペックを、確認できた数字だけで並べる
「アンパンマン大図鑑」と名のつく本は、4冊あります。ネット上では発売年やページ数の情報が混ざりやすいので、出版社のページと国立国会図書館の書誌で確認できたものだけを表にしました。空欄(—)は、公表を確認できなかった項目です。
| 大図鑑(2007) | 大図鑑(2013) | 大図鑑プラス | げんき100ばい(現行) | |
|---|---|---|---|---|
| 正式書名 | アンパンマン大図鑑 公式キャラクター2000 | アンパンマン大図鑑 公式キャラクターブック | アンパンマン大図鑑プラス 公式キャラクターブック | アンパンマン大図鑑 げんき100ばい 公式キャラクターブック |
| 発行 | 2007年11月 | 2013年6月 | 2018年6月 | 2023年10月 |
| ページ数 | 224ページ | 271ページ | 本体239ページ+別冊55ページ | 304ページ |
| 定価 | 税込2,200円(本体2,000円) | — | — | 税込2,750円(本体2,500円) |
| 大きさ | 縦260mm | 縦260mm | 縦260mm | 縦260mm×横210mm×背幅20mm |
| ISBN | 978-4-577-03469-9 | 978-4-577-04116-1 | 978-4-577-04688-3(セットは978-4-577-04672-2) | 978-4-577-05161-0 |
| 収録数の公表 | 書名に「2000」 | — | — | 「2300以上」 |
| 出版社サイトの書籍ページ | 見当たらず | 見当たらず | 見当たらず | あり |
2013年版とプラスの定価は、出版社のページが残っておらず、書誌データにも金額の記載がありませんでした。中古価格は出品者ごとに違うので、定価との比較はできないと考えてください。
「プラス」の中身の違いは、別冊『ばいきんまん大図鑑』55ページ
「プラス」という名前が何を指しているのか、いちばんはっきり答えられるのは2冊組であることです。国立国会図書館の書誌では、本体239ページに別冊『ばいきんまん大図鑑』55ページが付く形で登録されています。セットとしてのISBNと、本体だけのISBNが別に振られているのも、そのためです。
そして2023年版は、この2冊が1冊になった本です。出版社の書籍紹介にそう書かれています。
「アンパンマン大図鑑」と「ばいきんまん大図鑑」がひとつになって、さらに豪華なキャラクター図鑑に! キャラクター紹介も充実し、大きさ比べ、TV初登場シーン、映画ポスターなど、アンパンマンの情報が満載!— フレーベル館 書籍紹介ページ
つまり「プラス(2冊)→ げんき100ばい(1冊に統合)」という流れです。プラスを買っても2023年版を買っても、ばいきんまん側の内容が抜け落ちるわけではありません。違うのは、別冊で分かれているか、1冊にまとまっているかです。
収録キャラクター数は、公表されているのが現行版の「2300以上」だけ
「何体載っているのか」は、いちばん知りたいところだと思います。ただ、出版社が数字を出しているのは現行版だけでした。
2300以上のなかまが大集合! キャラクター紹介のほか、特集、「ばいきんまん大図鑑」コーナーとアンパンマンの情報が満載!— フレーベル館 書籍紹介ページ
2013年版とプラスについては、出版社のページも国立国会図書館の書誌も、収録数に触れていません。ネット上では「約2,200体」「約2,700体」といった数字を見かけますが、出どころをたどれる公表値は見つけられませんでした。 この記事では書きません。
なお2007年版だけは、書名そのものが「公式キャラクター2000」です。ただしこれは書名であって、収録数の公表とは別のものとして扱っています。
⚠️ 中古でプラスを買う前に:2021年・2023年の映画キャラクターは入っていない
ここがいちばん間違いやすいところです。「プラス」という名前は「新しい」という意味ではありません。
プラスの発行は2018年6月です。本が出たあとに公開された映画のキャラクターは、当然ながら入りません。近年の映画作品を、映像ソフトの発行年で並べるとこうなります。
- 「ふわふわフワリーと雲の国」……2021年
- 「ロボリィとぽかぽかプレゼント」……2023年
どちらも2018年より後です。お子さんが最近テレビや映画で見たキャラクターを探すために図鑑を買うのであれば、中古のプラスでは目的を果たせません。
逆に、2018年より前のキャラクターを調べたい、別冊で分かれている形が好き、という理由があるなら、中古のプラスにも意味はあります。ただ「新しいほう」と思って選ぶのは、ここでは逆になります。
現行版は301ページのさくいんに誤りがある。訂正シールが無料でもらえる
2023年版を持っている場合、あるいはこれから買う場合に、知っておくと得なことがあります。出版社が正誤を公表していて、希望すれば訂正シールを無料で送ってくれます。
『アンパンマン大図鑑 げんき100ばい 公式キャラクターブック』(2023年10月初版第1刷・2024年2月初版第2刷発行)におきまして、301ページ「さくいん」の五十音部分に誤りがありました。— フレーベル館 お詫びと訂正
申し込みは、フレーベル館の問い合わせフォームから。件名に「アンパンマン大図鑑 訂正シール希望」と入れ、本文に送り先の住所と氏名を書く、という案内になっています。
誤りの中身は画像でのみ示されているため、この記事では「301ページのさくいんの五十音部分」までしか書けません。実物と見比べたい場合は、下の出典から出版社のお知らせを開いてください。
2023年版に入っているもの(出版社の記載から)
図鑑の中身については、個別のキャラクター名を並べても確かめようがないので、出版社が挙げている項目だけを書きます。
- キャラクター紹介
- 大きさ比べ
- TV初登場シーン
- 映画ポスター
- 「ばいきんまん大図鑑」コーナー
- 絵本『あんぱんまん』誕生から現在までの50年のヒストリー
- さくいん(巻末・五十音)
対象年齢は「子どもからおとなまで」と案内されています。0歳から一般まで幅を持たせた表示なので、「何歳から」で線が引かれているわけではありません。ページをめくるだけでも成立する本なので、言葉が出る前から手に取らせて構いません。
買ったあとの使い方:さくいんで「自分で引く」に慣らす
図鑑は、読み聞かせより「引かせる」ほうが長く持ちます。やることは3つだけです。
- 名前で探す。「ドキンちゃんはどこ?」と聞いて、子どもにめくらせる。最初は親がさくいんの使い方を見せます。
- 色や特徴で探す。「赤い服の子はどこ?」のように条件を変えると、同じページでも遊びが増えます。
- 描き写す。 好きな1体を選んで真似して描く。細かく見る練習になります。
キャラクター名はひらがな・カタカナで書かれているので、文字に興味が出はじめた時期の入り口としても使えます。ひらがなを本格的に練習させたい段階なら、魔法のドリル ひらがなの口コミと特徴も合わせて見てみてください。
同じアンパンマンで、画面のほうが向いている場合はアンパンマン知育パッドは何歳から何歳までを。寝る前の時間に使うものを探しているなら寝かしつけはプロジェクター絵本がおすすめもあります。おもちゃの「似た2つの違い」で迷ったときは、マグビルドとピタゴラスの違いも同じ調べ方でまとめています。
まとめ:迷ったら2023年版。中古のプラスは目的がはっきりしているときだけ
- 「プラス」は2018年6月の旧版。 名前に反して、新しいほうではありません。
- 新品で買えるのは、2023年10月の『アンパンマン大図鑑 げんき100ばい 公式キャラクターブック』。 304ページ、税込2,750円(本体2,500円)、なかま2300以上。
- プラスは2冊組(本体239ページ+別冊55ページ)。その2冊が1冊になったのが2023年版です。
- ⚠️ 最近の映画キャラクター目当てなら、中古のプラスは避ける。 フワリーは2021年、ロボリィは2023年の作品です。
- 2023年版を持っているなら、301ページのさくいんの訂正シールを無料で取り寄せられます。
- 2013年版とプラスの収録キャラクター数は、出版社の公表を確認できませんでした。 ネット上の「約2,200体」「約2,700体」は、出どころをたどれませんでした。
この記事について
- 2026年9月6日時点で、出版社(フレーベル館)の書籍紹介ページ・お知らせと、国立国会図書館サーチの書誌情報を確認して書いています。
- ページ数・定価・ISBNは、確認できた時点のものです。増刷や仕様変更で変わることがあります。中古の価格や在庫については、この記事では扱っていません。
- 収録キャラクターの一覧は公表されていないため、「このキャラクターが載っているか」は保証できません。実物での確認をおすすめします。
- 記事の内容にお気づきの点があれば、運営者情報のページからお知らせください。
フレーベル館 出版サイト『アンパンマン大図鑑 げんき100ばい 公式キャラクターブック』 https://book.froebel-kan.co.jp/book/detail/9784577051610
フレーベル館 出版サイト お詫びと訂正(2024年3月5日) https://book.froebel-kan.co.jp/info/detail/85
国立国会図書館サーチ『アンパンマン大図鑑 公式キャラクター2000』(2007.11) https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009182917
国立国会図書館サーチ『アンパンマン大図鑑 公式キャラクターブック』(2013.6) https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I024532396
国立国会図書館サーチ『アンパンマン大図鑑プラス 公式キャラクターブック』(2018.6) https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I029035850
国立国会図書館サーチ『アンパンマン大図鑑 げんき100ばい 公式キャラクターブック』(2023.10) https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I033121434
版元ドットコム『アンパンマン大図鑑プラス 公式キャラクターブック』 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784577046722
版元ドットコム『アンパンマン大図鑑 公式キャラクターブック』 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784577041161
版元ドットコム『アンパンマン大図鑑 公式キャラクター2000』 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784577034699
国立国会図書館サーチ『それいけ!アンパンマン ふわふわフワリーと雲の国』(2021.6) https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I031450203
国立国会図書館サーチ『それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント』(2023.6) https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I032768960
水彩タッチ。厚い図鑑を1冊、リビングの床に広げて置き、その前に子ども(3〜4歳)と父親が並んで腹ばいになり、同じページを指さしている構図。父親を手前・主役に。顔は描き込みすぎず、指先とページに視線を集める。キャラクターは一切描かない(版権に触れないため、図鑑のページは色面と文字のかたまりだけで表現する)。背景は白木の床とラグ、余白多め。色数は3〜4色に抑え、明るく穏やかなトーン。文字入れなし。


