ベビーベッドの対象は、出生後24か月以内です。販売にPSCマークが必要な製品として法令(消費生活用製品安全法施行令)が定める範囲も、製品安全協会のSG基準の適用範囲も、24か月以内になっています。消費者庁も2017年の注意喚起で、0~1歳児は大人用ベッドではなく、満2歳になるまではできるだけベビーベッドに寝かせるよう呼びかけました。
乳幼児用ベッドは出生後24 月以内の乳幼児が使用するものであり、サークル兼用ベッドにあっては、乳幼児がつかまり立ちできるようになったら(概ね出生後5月以上)、床板を外して使用すること。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0023「乳幼児用ベッド」
転落事故防止のため、0~1歳児は、大人用ベッドに寝かせるのではなく、満2歳になるまでは、できるだけベビーベッドに寝かせましょう。— 消費者庁「0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください!」(2017年11月8日)
★ そして、つかまり立ちについてSG基準が書いているのは、床板の高さを変えられるベッドなら床板を一番下に下げて使うこと、サークル兼用ベッドなら床板を外して使うことです。どちらも、つかまり立ちのあとも使うときの使い方の定めです。検索の上位には、つかまり立ちの頃を卒業の目安とする記事がありますが、今回確認したSG基準と消費者庁の資料には、つかまり立ちを理由に使うのをやめるという書き方はありませんでした。
この記事でわかること
- 法令(PSCマークの対象)とSG基準 CPSA 0023の対象は、どちらも出生後24か月以内。消費者庁の資料(2017年)でも、ベビーベッドの使用対象年齢は満2歳(生後24か月)以内です
- つかまり立ちができるようになったら(概ね出生後5か月以上)、SG基準は、床板の高さを変えられるベッドは床板を最低の位置にして使う旨、サークル兼用ベッドは床板を外して使う旨を定めています。どちらも、使い続けるときの使い方の定めです
- レンタル会社の集計では、申し込まれるレンタル期間は9か月が最も多いそうです(レンタルを選んだ人の中の数字です)。一方、消費者庁は、0~1歳児の大人用ベッドからの転落の報告が564件あったと公表しています(2010年12月~2017年6月末)
- バシネット(小さな寝床)とベッドサイドスリーパー(大人のベッドの脇に付ける使い方)は、基準では概ね生後5か月までの睡眠用です
- やめたあとの寝床、ベビーベッドで寝ないとき、柵を越えそうなときは、助産師に確認中です
いつまで使えるか:法令とSG基準の対象は出生後24か月以内
ベビーベッドには、国の決まり(PSC)と、製品安全協会の安全基準(SG基準)の2つが重なっています。
1つめは法令です。ベビーベッドは消費生活用製品安全法の特別特定製品で、製品安全協会の製品ページにも「特別特定製品」「PSC対象品目」と書かれています。
ベビーベッドは、国が定めた安全基準に適合していることを示す表示、「PSC マーク」を付した製品でなければ、国内で販売できません。— 消費者庁「0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください!」(2017年11月8日)
PSCマークが必要な乳幼児用ベッドの範囲を、消費生活用製品安全法施行令はこう定めています。
乳幼児用ベッド(主として家庭において出生後二十四月以内の乳幼児の睡眠又は保育に使用することを目的として設計したものに限るものとし、揺動型のものを除く。)— 消費生活用製品安全法施行令 別表第一・別表第二
2つめは、製品安全協会のSG基準 CPSA 0023「乳幼児用ベッド」です。SGマークについて、製品安全協会はこう説明しています。
任意の表示制度であり、事業者の判断で協会に認証を申請します。— 製品安全協会「よくある質問」
SG基準の適用範囲も、24か月以内です。この記事で引く表示や取扱説明書の注意は、このSG基準の文言です。
この基準は、乳幼児用ベッド(主として家庭において出生後24 月以内の乳幼児の睡眠又は保育に使用することを目的として設計したものに限るものとし、揺動型のものを除く。(以下、「乳幼児用ベッド」という。)に適用する。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0023「乳幼児用ベッド」
冒頭に引いた取扱説明書の注意も、同じ24か月以内です。そこに出てくる「サークル兼用ベッド」は、つかまり立ちができるようになったら床板を外して使う旨を表示しているベッドのことで、基準の中でそう定義されています。
消費者庁の2017年の資料も、使う時期についてはっきり書いています。
ベビーベッドの使用対象年齢は、満2歳(生後24 か月)以内です。— 消費者庁「0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください!」(2017年11月8日)
⚠️ 24か月は、法令と基準が対象にしている期間の上限です。24か月までなら何をしても安全、という意味ではありません。お使いの製品の対象月齢と使い方は、本体の表示と取扱説明書で確かめてください。
つかまり立ちは、床板を下げる(サークル兼用ベッドは床板を外す)合図
床板の高さを変えられるベッドについて、基準は製品にこう表示させています。
床板の位置を変更できるベッドにあっては、つかまり立ちができるようになった乳幼児(概ね出生後5月以上)の睡眠又は保育に使用する場合には、床板を最低の位置に置いて使用すべき旨…— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0023「乳幼児用ベッド」
「使用する場合には」という書き方で、つかまり立ちのあとも使うときの使い方を定めたものです。やめるかどうかについては書かれていません。サークル兼用ベッドは、冒頭に引いた取扱説明書の注意のとおり、床板を外して使います。
表示する事項は、ほかに2つ続きます。
乳幼児がつかまり立ちできるようになったら(概ね出生後5月以上)、足がかりとなる物をベッドの中に入れない旨。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0023「乳幼児用ベッド」
マットレス又は敷布団等を使用する際には、乳幼児が容易に枠を乗り越えて落下する高さとならないよう注意すべき旨。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0023「乳幼児用ベッド」
取扱説明書に書く注意には、ベッドの外側も入っています。
乳幼児用ベッドの外側及び内側には、乳幼児が足をかけるようなものを置かないこと。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0023「乳幼児用ベッド」
消費者庁の資料も、同じことを保護者向けの言葉で書いています。
つかまり立ちをし始めたら、床板を最下段にして柵を高くし、子どもが乗り越えられないようにしましょう。…足がかりになる物を、ベビーベッドの中に入れないでください。— 消費者庁「0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください!」(2017年11月8日)
★ つまり、つかまり立ちは、基準の上では床板を一番下に下げ(サークル兼用ベッドは床板を外し)、足がかりになる物をベッドの中に入れない使い方に切り替える時期です。基準も消費者庁も、つかまり立ちのあとも使うときの使い方として書いていて、対象はあくまで24か月以内です。
| すること | いつから | 書かれている資料 |
|---|---|---|
| 床板の高さを変えられるベッドは、床板を最低の位置(最下段)にして使う | つかまり立ちができるようになったら(概ね出生後5か月以上) | SG基準 CPSA 0023(表示)/消費者庁(2017年) |
| 足がかりになる物をベッドの中に入れない | 同上 | SG基準 CPSA 0023(表示)/消費者庁(2017年) |
| サークル兼用ベッドは、床板を外して使う | 同上 | SG基準 CPSA 0023(取扱説明書) |
| ベッドの外側と内側に、足をかけるような物を置かない | 時期の限定なし | SG基準 CPSA 0023(取扱説明書) |
| マットレスや敷布団で、枠を越えやすい高さにしない | 時期の限定なし | SG基準 CPSA 0023(表示) |
| 柵は常に上げて使う | 時期の限定なし | 消費者庁(2017年) |
⚠️ 「概ね5か月以上」は目安です。月齢ではなく、つかまり立ちができるようになったかどうかで見る書き方になっています。
検索の上位には、つかまり立ちの頃を卒業の目安とする記事がある
2026年9月13日に「ベビーベッド いつまで」の上位の記事を見ると、楽天の記事は「寝返りやつかまり立ちを始める6か月~12か月頃が卒業の目安」、カトージの記事は「つかまり立ちをする8ヶ月頃」を使わなくなるタイミングの1つとして挙げていました。西川の記事は、満2歳頃までが対象としたうえで、つかまり立ちで柵に登ろうとするなど「使用中に危険を感じる場合は卒業のタイミング」と書いています。
使うのをやめる理由として、レンタル会社のナイスベビーは、床板を一番下に下げるとお世話でかがむ姿勢が増え、体に負担がかかることを挙げ、つかまり立ちの頃に使わなくなる人が多いと「推察できます」と書いています。
★ ナイスベビーの見立てでは、つかまり立ちの頃に使わなくなる人がいる理由の1つは、床板を下げたあとのお世話のしにくさです。基準のほうは、その時期を使い方を切り替える時期として書いています。この2つは別の話です。
レンタル期間は9か月が最も多いという集計がある。やめた先の大人用ベッドで起きていること
実際に使う期間について、公的な統計は見つけられませんでした。レンタル会社2社は、自社の集計をこう公表しています。
私たちベビー用品のレンタル・販売を行うナイスベビーでは、ベビーベッドのレンタル期間で最も多く選ばれているのは9ヵ月です。— ナイスベビー「【平均9ヵ月】ベビーベッドはいつまで?短くても必須の理由」
これは申し込みで選ばれたレンタル期間の話で、件数や集計の期間は、取得したページには書かれていませんでした。
愛育ベビーは、2026年5月中旬に20件のアンケートを取り、平均の利用期間が約9.2か月(中央値は約8.5か月、最短5か月・最長18か月)だったと公表しています。⚠️ 1か月以下の短期の利用は集計から外していて、回答者は5か月以上使った人たちです。返却の理由で多かったのは「満期のため」(8名)と「親と一緒に寝たがるようになった」(6名)でした。
⚠️ どちらも、レンタルを選んだ人だけの自社の集計で、件数も多くありません。ナイスベビーの数字は申し込みで選ばれた期間で、愛育ベビーの返却理由でいちばん多いのは「満期のため」です。どちらも、ベッドを使うのをやめた時期と同じとは限りません(愛育ベビーでは、延長して使った人が30%でした)。ベビーベッドを使う家庭全体が何か月でやめているかを示す数字ではありません。
では、やめた先の寝床で何が起きているか。消費者庁は2017年に、医療機関から寄せられた事故の報告をまとめています(2010年12月~2017年6月末)。6歳以下の子どものベッドからの転落は1,120件で、そのうち大人用ベッドからの転落と確認できたのが647件。さらにその中で、0歳が457件(70.6%)、1歳が107件(16.5%)、合わせて564件(87.2%)でした。
同じ資料は、厚生労働省の人口動態調査(2010~2014年の5年分)を分析し、ベッドの種類は特定できなかったものの、ベッドからの転落がきっかけの死亡事故が0歳で8件、1歳で1件、計9件(窒息8件、頭部のけが1件)あったとしています。
数十センチメートルの高さのベッドでさえも、転落すると、頭蓋骨骨折や頭蓋内損傷のおそれがあります。— 消費者庁「0~1歳児のベッドからの転落事故に御注意ください!」(2020年11月13日)
ベビーベッドなら何もしなくてよい、ということでもありません。
ベビーベッドでも柵を上げずに使用することで転落事故が起きています。ベビーベッドの柵は常に上げて使いましょう。— 消費者庁「0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください!」(2017年11月8日)
消費者庁は2021年12月のメール配信(Vol.577)で、寝る場所についてこう書いています。
できるだけ大人用ベッドは使わない。ソファでは寝かせない。— 消費者庁「Vol.577 就寝時の転落事故に注意しましょう。」(2021年12月)
★ 数字は2017年の公表で、報告を寄せた医療機関(2017年10月時点で23機関)の範囲の件数です。それでも同じ資料は、大人用ベッドからの転落が、ベビーベッドやその他のベッドに比べ圧倒的に多かったとしています。ベビーベッドをいつやめるかを考えるときに、知っておいてよい事実です。
バシネットとベッドサイドスリーパーは、基準では概ね5か月まで。ミニサイズは製品の表示で確かめる
「ベビーベッド」と呼ばれるものの中には、基準が別になっている寝床があります。
| 寝床の種類 | 基準が対象にしている時期 | 基準 |
|---|---|---|
| 乳幼児用ベッド(いわゆるベビーベッド) | 出生後24か月以内 | SG基準 CPSA 0023 |
| 低月齢乳児用ベッド(バシネット) | 自力で座る・つかまり立ちする・手と膝で立ち上がるようになる前まで(概ね生後5か月まで) | SG基準 CPSA 0155 |
| ベッドサイドスリーパー(ベビーベッドやバシネットの片側を下げて大人のベッドに付ける使い方) | 上と同じ(概ね生後5か月まで)。大人用ベッドに這い上がれるようになったら、この使い方はやめる | SG基準 CPSA 0156 |
バシネットの基準の適用範囲です。
この基準は、乳児が自力で座る、つかまり立ちする、あるいは、手と膝で立ち上がるようになる前まで(概ね生後5か月まで)の睡眠に使用することを目的とした製品(以下、「バシネット」という。)に適用し、スイング機能を有するものを含む。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0155「低月齢乳児用ベッド(バシネット)」
製品には、こう表示するよう定められています。
バシネットは座ったり、ひざまずいたり、立ち上がったりできる乳児(概ね5か月以降)には使用できない旨。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0155「低月齢乳児用ベッド(バシネット)」
同じ基準は、敷布団や追加のマットレスを使わない旨、ぬいぐるみなど柔らかい物を中に入れない旨、製品は必ず床の上で使う旨も、表示や取扱説明書に書くよう定めています。
ベッドサイドスリーパーの基準は、ベビーベッドを大人のベッドの脇に付ける使い方も対象にしています。
この基準は、乳幼児用ベッドまたは低月齢乳児用ベッド(バシネット)の一側面を下げて大人のベッドに取り付けてベッドサイドスリーパーとして使用する製品で、乳児が自力で座る、つかまり立ちする、あるいは、手と膝で立ち上がるようになる前まで(概ね生後5か月まで)の睡眠用途に適用する。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0156「ベッドサイドスリーパー」
大人用ベッドに這い上がれるようになったらベッドサイドスリーパーとして使用することはやめること。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0156「ベッドサイドスリーパー」
★ つまり、同じベビーベッドでも、片側を下げて大人のベッドに付ける使い方は、基準では概ね5か月までの睡眠用途です。基準の上では、ベッドサイドスリーパーとしての使い方は概ね5か月まで、乳幼児用ベッドの対象は24か月以内と、別々に書かれています。柵を上げて使う場合も、つかまり立ちのあとは床板を下げる(サークル兼用ベッドは床板を外す)などの定めがあります。ベッドサイドスリーパーとして使わなくなったあとの使い方は、製品の表示と取扱説明書で確かめてください。
ミニサイズについて:公開版の基準書の適用範囲には、サイズで分ける書き方はありませんでした(寸法の数値は伏せられています)。メーカーのカトージは、自社のオンラインショップのコラムで「レギュラーサイズ、ミニサイズともに使用対象年齢は24ヶ月までです。」と書いています。一方、レンタル会社のナイスベビーの表では、ミニサイズ(内寸90×60cm)が誕生~12ヵ月、ハーフサイズ(70×60cm)が誕生~3か月で、同じ表に「使用月齢は各商品により異なるため各商品をご確認ください」とあります。ミニサイズの対象月齢は、資料によって書き方が違います。 お使いの製品の表示と取扱説明書で確かめてください。
やめたあとの寝床をどうするか
消費者庁は、寝かしつけに大人用ベッドを使って添い寝をするときの注意も書いています。
保護者が大人用ベッドを離れ、子どもを一人にしてはいけません。…寝かしつけた後は、できるだけ子どもをベビーベッドに移しましょう。— 消費者庁「0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください!」(2017年11月8日)
大人用ベッドの周りに、子どもの顔が埋まってしまうような、柔らかい毛布やクッション等を置かないようにしましょう。— 消費者庁「0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください!」(2017年11月8日)
同じ資料は、大人用ベッドと壁の隙間に挟まる窒息の危険にも触れ、寝室から子どもの頭や顔が挟まる隙間をなくすよう書いています。
大人用ベッドに付ける柵(ベッドガード)には、使える月齢の決まりがあります。
大人用ベッドに取り付ける幼児用ベッドガードは、生後18か月未満の乳幼児には絶対に使用しない。— 消費者庁「Vol.577 就寝時の転落事故に注意しましょう。」(2021年12月)
⚠️ ここは読み違えやすいところです。この決まりは「18か月を過ぎれば、ベッドガードを使ってよい」と言っているだけで、「18か月を過ぎたら、大人用ベッドで寝かせてよい」とは言っていません。
同じ消費者庁が、満2歳になるまではできるだけベビーベッドにと呼びかけています。法令とSG基準の対象も出生後24か月以内です。つまり18か月から満2歳までのあいだは、ベッドガードは使える月齢に入っているけれど、寝床としてはベビーベッドが勧められている、という関係になります。
⚠️ 18か月は「大人用ベッドに移ってよい合図」ではありません。ベッドガードを使う場合でも、⚠️ 使えるのは18か月からという下限があること、そして大人用ベッドと壁の隙間、柔らかい寝具、大人の掛け布団——消費者庁が挙げている危険は、柵を付けても消えないことを、あわせて見てください。
こども家庭庁は、赤ちゃんの睡眠中の窒息のリスクを下げるポイントの1つとして、こう書いています。
ベビーベッドやベッド柵などは、国が定めた安全基準の検査に合格した製品を選び、説明書をよく読んで、対象年齢や使い方を必ずチェックしましょう。— こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように ~1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ~」
ここでいう「国が定めた安全基準」は、消費者庁が「国が定めた安全基準に適合していることを示す表示」と説明しているPSCマークの側の話です。任意のSGマークとは別の仕組みです。同じページには「赤ちゃん専用の寝床が安心につながります」という項目もあります。
ベビーベッドをやめたあとの寝床について、正直、月齢では答えづらいです。私がお伝えしているのは、周りに物がたくさんあったり、物が落ちてきて窒息しそうな環境にならないように気をつけてね、ということです。
個人的な印象としては、もう寝返りとかずりばい・ハイハイまで行くと、簡単にベビー布団からは外に出ちゃうようになるので。
もし大人のベッドで添い寝するときに、ベッドで高さがあるとかだったら、ベビー用の柵とかもあったりすると思うので、そういうのも使いながら一緒に寝るのはいいのかなと思います。大人の掛け布団がかからないように、赤ちゃんを寝かせる場所、落ちないような場所、柵があるような場所——そこを意識して作ればいいと思います。
ベビーベッドで寝ないとき
置くと起きてしまう悩みは、抱っこでしか寝ない・置くと起きる|「背中スイッチ」に攻略法はある?に書いています。寝かしつけの時間帯については、赤ちゃんの寝る時間、何時ならいい?助産師が「9時だと遅い」と言った理由も参考にしてください。
⚠️ 寝ないからといって、大人用ベッドやソファに一人で寝かせる方向に流れないでください。上に書いたとおり、消費者庁は「できるだけ大人用ベッドは使わない。ソファでは寝かせない。」と呼びかけています。
個人的には、大人のベッドで一緒に寝る、という形でいいと思います。ソファのほうに流れないように、という点で言えば、大人と距離が遠すぎないほうがいいのかなと思います。
⚠️ ただ、ここはあまり詳しくないので、これは私の実感です。
床板を一番下にしても、柵を越えそうなとき
基準と消費者庁の資料が書いているのは、ここまでです。
- 床板の高さを変えられるベッドは、床板を最低の位置(最下段)にする(サークル兼用ベッドは床板を外す)
- 足がかりになる物を、ベッドの中にも外にも置かない
- マットレスや敷布団を重ねて、枠を越えやすい高さにしない
今回確認した資料(SG基準 CPSA 0023の公開版、消費者庁の2017年の公表資料と2020年のページ、消費者庁のメール配信Vol.577)には、24か月より前に柵を越えそうになったときにどうするかは書かれていませんでした。
2歳前でも、柵に足をかけたりして登りそうな動きがあるときは、替える目安にしていいと思います。
⚠️ それまでにできる工夫は、すぐには思いつかないのですが、ベビーベッドの中に大きめの人形など、高さが出てしまうものがあると危ないかなとは思います。
ベビーベッドはいらない?買うか迷っているとき
★ 決め手は、満2歳までの寝床をどう用意するかです。公的な資料が示しているのは、大人用ベッドではなくできるだけベビーベッドに寝かせる、というところまでで、ベビーベッドの代わりに何を使えばよいかは、上の「やめたあとの寝床をどうするか」で、監修の助産師さくらに聞いています。
使う期間が短くなりそうなら、レンタルという選び方もあります。上で紹介した2社の集計は、どちらもレンタルの期間です。
つかまり立ち以降、起きている時間に床で遊ばせる場所として、ベビーサークルを考える家庭もあります。こちらはベビーサークルはいらない?決め手は「何か月使うか」|SG基準の対象は生後5〜24か月で、基準の対象月齢と一緒に書いています。
よくある質問
何か月から大人と同じベッドで寝かせていいですか
今回確認した公的な資料で、大人用ベッドに寝かせることについて月齢を示していたのは、消費者庁の「満2歳になるまでは、できるだけベビーベッドに」(2017年)でした。2020年のページでも、0~1歳児は大人用ベッドではなく、できるだけベビーベッドに寝かせるよう呼びかけています。
⚠️ 大人用ベッドに付けるベッドガードの「生後18か月未満の乳幼児には絶対に使用しない」は、ベッドガードという製品を使ってよい月齢の決まりです。大人用ベッドに寝かせてよい月齢として書かれたものではありません。この先の具体的な線は、助産師に確認中です。
床板を下げるのは5か月からですか、つかまり立ちからですか
基準の書き方は「つかまり立ちができるようになった乳幼児(概ね出生後5月以上)」です。5か月は目安で、つかまり立ちができるようになったかどうかで見ます。サークル兼用ベッドは、同じ時期に床板を外して使います。
おさがりや中古のベビーベッドは使えますか
消費者庁のメール配信Vol.577は、収納付き・高さ調整可能な木製ベビーベッドについて、死亡事故を受けて隙間に関する安全基準が令和元年(2019年)11月に変更された、と書いています。消費者庁の2020年のページは、令和元年11月15日付けで新基準が適用されたと書いています。
旧基準の製品を使用する場合は、収納部分の扉のロックが壊れていたら、直ちに使用を中止してください。— 消費者庁「0~1歳児のベッドからの転落事故に御注意ください!」(2020年11月13日)
同じVol.577は、帰省先などで古いベビーベッドを使う場合について、リコール対象の製品でないかを確かめ、取扱説明書や注意表示をよく読んで組み立て・点検するよう書いています。おさがりや中古を名指しした記述は、今回確認した資料にはありませんでしたが、2020年のページの旧基準の製品についての注意は、帰省先に限らずに書かれています。本体には製造年月(または輸入年月)を表示するよう、SG基準は定めています。
寝かせて揺らす寝床は、いつまで使えますか
ハイローチェアの基準(SG基準 CPSA 0130「乳幼児用ハイローラック」)では、寝かせて使うのは「おすわりができるまで」(標準として生後7か月まで)で、表示の例には「夜間就寝用などのように長時間のベッドとしての使用はしないこと」とあります。詳しくはハイローチェアはいつまで?SG基準では寝かせて揺らすのはおすわりまで、いすは48か月まで|4社の表示と照合に書いています。なお、ベビーベッドの基準(CPSA 0023)は、揺れるタイプのものを対象から除いています。
この記事について
- 2026年9月13日に、製品安全協会のSG基準 CPSA 0023「乳幼児用ベッド」・CPSA 0155「低月齢乳児用ベッド(バシネット)」・CPSA 0156「ベッドサイドスリーパー」の公開用PDFと製品ページ、同協会の「よくある質問」、消費生活用製品安全法施行令、消費者庁の公表資料(2017年・2020年)と消費者庁のメール配信Vol.577、こども家庭庁の赤ちゃんの睡眠環境のページ(SIDSと睡眠中の窒息)、レンタル会社2社の公開記事を確認して書きました。
- この記事の「やめたあとの寝床」「ベビーベッドで寝ないとき」「柵を越えそうなとき」の3か所は、助産師の確認を待っています。
- SG基準は、SGマーク制度(任意の表示制度)の基準です。販売に必要なのは、法令に基づくPSCマークです。個々の製品の対象月齢と使い方はメーカーが定めています。 必ずお使いの製品の表示と取扱説明書をご確認ください。
- 消費者庁の件数は、2017年に公表された、医療機関ネットワークに寄せられた報告の件数です(期間は2010年12月~2017年6月末)。
- 探したが見つけられなかったもの:ベビーベッドを実際に何か月まで使ったかの公的な統計。ミニサイズの個々の製品の対象月齢(カトージのコラムの記述は確認しましたが、各メーカーの製品ページは確認していません)。24か月より前に柵を越えそうになったときの扱いを書いた公的な資料(確認した範囲は上に書いたとおり)。2017年以降の、大人用ベッドからの転落件数の同じ形の集計。国民生活センターの公表資料は、今回は探しきれていません。
- 運営者については運営者情報をご覧ください。気になる点があればお問い合わせからお知らせください。誤りがあれば、サイト内の「訂正とお詫び」のページに記録して直します。
一般財団法人 製品安全協会 SG基準 CPSA 0023「乳幼児用ベッドのSG基準(公開用)」 https://www.sg-mark.org/wp-content/uploads/2021/11/S0023-06%E4%B9%B3%E5%B9%BC%E5%85%90%E7%94%A8%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%89%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%94%A8-1.pdf
一般財団法人 製品安全協会「乳幼児用ベッド」(SG基準 製品ページ) https://www.sg-mark.org/product/no-0023/
一般財団法人 製品安全協会「よくある質問」 https://www.sg-mark.org/faq/
消費生活用製品安全法施行令(e-Gov法令検索) https://laws.e-gov.go.jp/law/349CO0000000048
一般財団法人 製品安全協会 SG基準 CPSA 0155「低月齢乳児用ベッド(バシネット)のSG基準(公開用)」 https://www.sg-mark.org/wp-content/uploads/2025/12/%E4%BD%8E%E6%9C%88%E9%BD%A2%E4%B9%B3%E5%85%90%E7%94%A8%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%89%EF%BC%88%E3%83%90%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%EF%BC%89%E3%81%AESG%E5%9F%BA%E6%BA%96%EF%BC%88%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%94%A8%EF%BC%89A.pdf
一般財団法人 製品安全協会 SG基準 CPSA 0156「ベッドサイドスリーパーのSG基準(公開用)」 https://www.sg-mark.org/wp-content/uploads/2025/12/S0156-00_%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%EF%BC%88%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%94%A8%EF%BC%89.pdf
一般財団法人 製品安全協会 SG基準 CPSA 0130「乳幼児用ハイローラックの認定基準及び基準確認方法(公開用)」 https://www.sg-mark.org/wp-content/uploads/2021/11/S0130-00%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%94%A8.pdf
消費者庁「0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください!」(2017年11月8日) https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_171108_0001.pdf
消費者庁「0~1歳児のベッドからの転落事故に御注意ください!」(2020年11月13日) https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_041
消費者庁「Vol.577 就寝時の転落事故に注意しましょう。」(2021年12月) https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20211228/
こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように ~1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ~」 https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/kenkou/sids
ナイスベビー「【平均9ヵ月】ベビーベッドはいつまで?短くても必須の理由」 https://www.nicebaby.co.jp/blogs/babybed/babybed-howlong
愛育ベビー「ベビーベッドはいつまで使う?実際の平均利用期間は約9.2か月」 https://www.ibaby.co.jp/area/tipsbabybed2.html
楽天市場「ベビーベッドはいつからいつまで使える?本当に必要か徹底解説」 https://event.rakuten.co.jp/family/story/article/2022/bed-untilwhen/
カトージ オンラインショップ「ベビーベッドはいつまで使うもの?必要性や卒業のタイミング」 https://www.katoji-onlineshop.com/f/article_2_no1
西川「ベビーベッドをいつまで使えばいい?」 https://www.nishikawa1566.com/min-iku/column/detail/4


