大人用ベッドに取り付けるベッドガードは、⚠️ 生後18か月未満の赤ちゃんには使えません。
これは「なるべく避けたほうがいい」という話ではありません。こども家庭庁が、はっきりこう書いています。
大人用ベッドに取り付ける幼児用ベッドガードは、生後18か月未満の乳幼児には絶対に使用しないでください。— こども家庭庁「こどもの事故防止ハンドブック」
★ そして、転落を防ぐための道具なのに、それ自体で亡くなった赤ちゃんがいます。
結論
- ⚠️ 生後18か月未満には使えません(こども家庭庁「絶対に使用しないでください」)
- ★ 公的な安全基準(SG基準)の対象も概ね生後18か月から60か月まで
- ⚠️ 条件は月齢だけではありません。自力で大人用ベッドに昇り降りできる子どものみ
- ⚠️ ⚠️ すき間に閉じ込められて死亡することがある——基準が、取扱説明書に書くよう定めている文言です
- ⚠️ すき間を枕や毛布で埋めてはいけません。 埋めること自体が窒息の原因になります
- ⚠️ 複数のベッドガードでベッドを囲って寝かせる使い方はできません
- ★ 18か月未満なら、答えは「ベッドガードを買う」ではなくベビーベッドを使うです
対象は「18か月から」。理由は月齢ではありません
公的な安全基準(SG基準 CPSA 0136)は、この製品の対象をこう定めています。
この基準は、子どもがベッドから落ちるのを防ぐために大人用ベッドに取付けるベッドガード(以下、「ベッドガード」という。)について適用するものである。なお、この製品は自力で大人用ベッドに昇降できる子ども(概ね生後18か月から60か月)を対象とする。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0136「幼児用ベッドガード」
★ 「自力で大人用ベッドに昇降できる子ども」 が条件で、⚠️ 18か月はその目安として添えられているだけです。
⚠️ つまり、18か月を過ぎていても、まだ自分で昇り降りできない子は対象になりません。
⚠️ なぜ「絶対に」なのか
基準は、取扱説明書に書くべき注意事項を、こう定めています。
①窒息と頸部圧迫の危険:ベッドガードやその周囲のすき間に乳幼児が閉じ込められ、死亡することがある旨。乳幼児が窒息する可能性のある枕、毛布、その他の物ですき間を埋めない旨。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0136「幼児用ベッドガード」
②小さな乳幼児の場合、すき間に挟まると自力では脱出できず窒息し死亡するおそれがあるため、生後○か月未満の乳幼児には適さない旨。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0136「幼児用ベッドガード」
(文中の○は、公開版のPDFで数値が伏せられている箇所です。)
★ 「自力では脱出できず」——ここが、小さい赤ちゃんに使えない理由です。⚠️ 落ちるのを防ぐはずの柵が、抜け出せない場所を作ってしまいます。
消費者庁の「こどもの事故防止」のページからは、日本小児科学会の傷害速報「ベッドガードとベッドとのすき間で発生した窒息」の事例、そして製品安全協会の「ベッドガードのご使用について(注意喚起)」が参照されています。⚠️ 実際に起きたことです。
⚠️ やってはいけない3つ
① すき間を埋めない
乳幼児が窒息する可能性のある枕、毛布、その他の物ですき間を埋めない旨。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0136「幼児用ベッドガード」
⚠️ すき間が気になるから枕を詰める——いちばんやってしまいそうな工夫ですが、それが窒息の原因になります。★ すき間が空くなら、そのベッドには合っていません。
② ベッドガードで囲って寝かせない
⑤複数のベッドガードでベッドを囲う等により乳幼児を寝かせるような使い方をしないこと。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0136「幼児用ベッドガード」
⚠️ 囲えばベビーベッドの代わりになる、とは考えないでください。
③ 大人が見ていない場所で使わない
基準は、製品への表示として「保護者の監督下で必ず使用する旨」を定めています。
★ 18か月未満なら、どうするか
こども家庭庁は、同じページでこう示しています。
寝ている間に動き回り、大人用ベッドと壁や後付け柵の隙間などに頭や顔が挟まるなどしないよう、できるだけベビーベッドに寝かせましょう。— こども家庭庁「こどもの事故防止ハンドブック」
★ 答えは「ベッドガードを買う」ではなく「ベビーベッドに寝かせる」です。
⚠️ ベビーベッドの対象は出生後24月以内(SG基準 CPSA 0023)。★ ちょうど、ベッドガードが使えるようになる時期まで届きます。
大人用ベッドで寝かせる場合の対策については、旅行中のベビーベッドは代用方法は?にまとめています。⚠️ この記事も以前、ベッドガードと枕での隙間埋めを勧めていて、2026年9月8日に訂正しました。
ほかの育児用品の対象月齢は、育児用品は「いつから使える」?公的な安全基準の対象月齢まとめに17品目ぶんまとめています。
この記事について
- 2026年9月11日に、製品安全協会のSG基準 CPSA 0136「幼児用ベッドガード」の公開版PDF、こども家庭庁「こどもの事故防止ハンドブック」、消費者庁「こどもの事故防止」のページを確認して書きました。
- ⚠️ 個々の製品の使用年齢はメーカーが定めています。 必ずお使いの製品の表示と取扱説明書をご確認ください。
- 気になる点があればお問い合わせからお知らせください。誤りがあれば訂正とお詫びに記録して直します。
一般財団法人 製品安全協会 SG基準 CPSA 0136「幼児用ベッドガード」(公開版PDF) https://www.sg-mark.org/wp-content/uploads/2024/11/%EF%BC%88%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%94%A8%EF%BC%89%E5%B9%BC%E5%85%90%E7%94%A8%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%80%80SG%E5%9F%BA%E6%BA%96A.pdf
こども家庭庁「こどもの事故防止ハンドブック」 https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/handbook/content-1
消費者庁「こどもの事故防止」消費者への注意喚起 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_041/
日本の寝室。木製のベビーベッドが1台、大人用のベッドのそばに置かれている。ベビーベッドの中は敷きマットだけで、何も置かれていない。窓からのやわらかい朝の光。人物は写さない。淡いベージュとくすんだブルーグリーン。落ち着いた水彩。


