チェアベルトは、赤ちゃんがひとりで座れるようになってから使うものです。2025年8月にできたチェアベルトのSG基準(CPSA 0149)は、対象の期間をこう決めています。
適用対象期間は、ひとりすわりができる生後6 か月から36 か月までとする。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0149「ベビーチェアベルト」
6か月になったら使える、という意味ではありません。基準の文は、月齢の前に「ひとりすわりができる」と置いています。上限の36か月については、基準の解説が、成長とともに子どもが自分でベルトを外したり引っ張ったりして落下するおそれがあることを挙げ、2歳半〜3歳頃までであるため36か月までとした、と書いています。⚠️ 3歳まではベルトに任せられる、という意味ではありません。
この記事でわかること
- チェアベルトのSG基準(CPSA 0149)は2025年8月1日に制定。対象はひとりすわりができる生後6か月から36か月まで
- ★ 「いつから」の合図は月齢ではなくひとりすわりができるか。6か月は、母子手帳にあるひとりすわりの時期(6〜7か月頃)を参考にした数字です
- 「いつまで」の36か月について、基準の解説は、成長とともに自分でベルトを外したり引っ張ったりして落下するおそれがあることを挙げ、2歳半〜3歳頃までであるため36か月までとした、と書いています。⚠️ 3歳まで大丈夫という意味ではありません
- メーカー5社6製品の公式ページの表記は、終わりが2歳頃・2歳半ぐらい・3歳くらいに分かれます(2歳頃は10mois BEAR MASK のサイズ欄の表記)。手元の製品の表示を見てください
- 取り付ける椅子は背もたれのある安定したもの。⚠️ キャスター付きの椅子には使わない
- ⚠️ 子どもが立ち上がる場合は使用を中止する、子どもを乗せたまま椅子ごと持ち上げたり動かしたりしない。どちらも、基準が取扱説明書に書くよう求めている注意です
- SGマークは任意の表示制度です。協会の表示事業者リストには、品目「ベビーチェアベルト」で日本エイテックス1社が載っていますが、どの製品かは、確認したメーカーのページからは特定できませんでした
チェアベルトのSG基準は、2025年8月にできたばかりです
SG基準は、一般財団法人 製品安全協会が定める安全基準です。チェアベルトの基準について、協会のメールマガジンはこう書いています。
…約1年間の審議期間を経て、2025年8月1日に「ベビーチェアベルトのSG基準(CPSA 0149)」を新規制定し、8月15日に事務受付を開始いたしました。— 製品安全協会 メールマガジン第198号「ベビーチェアベルトの安全性が確かめやすくなります!」
基準の中で、チェアベルトはこう定義されています。
ここでいうベビーチェアベルト(以下、チェアベルトという)とは、ひとりすわりができる乳幼児に食事させる際に大人用の椅子やベビーチェアあるいは大人の腰に固定ができて、椅子や人体からの落下を防止するものをいう。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0149「ベビーチェアベルト」
★ ここで押さえておきたいのは2点です。使う場面が「食事させる際」と書かれていること。そして、大人の腰に固定して使うものも同じ基準に入っていることです。
なぜ基準が作られたのかは、基準の解説に書かれています。
一方、廉価品・粗悪品では、強度不足による破損等での事故情報・ヒヤリハットがあり、複数の取扱事業者よりSG 基準の制定を求める声が挙がり、この度、制定の運びとなった。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0149「ベビーチェアベルト」(解説)
メールマガジンには、審議の途中で行った比較実験のことも書かれています。
審議している中で、市場で販売されている商品で比較実験を行ったところ、廉価品では強度不足のものがありましたので、注意しましょう。— 製品安全協会 メールマガジン第198号「ベビーチェアベルトの安全性が確かめやすくなります!」
どの商品が強度不足だったのかは、確認した資料には書かれていませんでした。
いつから:ひとりすわりができてから。6か月は目安の数字です
基準が下限を6か月にした理由は、解説にこうあります。
使い始め(下限)は母子手帳に記載されている乳幼児がひとりすわりできる生後6〜7 か月頃を参考とし6 か月からとした。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0149「ベビーチェアベルト」(解説)
つまり6か月は、ひとりすわりができる時期の目安から来た数字です。ひとりすわりの時期について、同じ協会のハイチェアの基準(CPSA 0029)は、注記でこう説明しています。
乳児が一人でお座りができ始めるのは生後約6 か月からであるが、安定してお座りができる月齢は7 か月を過ぎてからである。なお、成長は個人差があるため月齢は一般的な目安です。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0029「乳幼児用ハイチェア」
メーカーの表示も、月齢の数字ではなく、座れるようになったことを起点にしています。2026年9月13日に、各社の公式ページで確認した表示です。
| 製品 | 公式ページにある対象の表記 |
|---|---|
| キャリフリー チェアベルト(日本エイテックス) | 腰がすわって(1人でお座りできるようになって)~3歳くらい |
| ファミリア チェアベルト | 腰がすわった頃から3歳ぐらいまで |
| PUPPAPUPO チェアーベルト | 腰が据わってから3歳くらいまで |
| 10mois チェアベルト(くま・ねこ) | おすわりができるようになってから3歳頃まで(耐荷重量16kgまで) |
| 10mois BEAR MASK(ベアマスク) チェアベルト | おすわりができるようになってから2歳頃まで(サイズ欄の胴回りに添えられた表記。対象年齢の欄はありません) |
| ニトリ 肩ベルト付きチェアベルト | 腰がしっかりすわった約7ヶ月~2歳半ぐらいまで |
始まりの月齢を数字で書いているのは、ニトリの「約7ヶ月」だけでした。体重の上限を書いているのは10mois(くま・ねこ)の「耐荷重量16kgまで」だけです。
⚠️ ニトリ・PUPPAPUPO・10mois BEAR MASK の3製品は、ひとりで座れない子には使えないとはっきり書いています。ニトリは「ひとりでお座りができないお子様には使用しないでください。」、PUPPAPUPOは「一人でお座りが出来ないお子さまにはご使用できません。」、10mois BEAR MASK はこうです。
胸囲50cm以下のお子様、およびお座りができないお子様には使用できません。— 10mois「BEAR MASK(ベアマスク) チェアベルト」
★ 月齢ではなく胸囲という体の大きさの条件を書いているのは、確認した6製品ではこの1つでした。
いつまで:基準は36か月まで。3歳まで大丈夫という意味ではありません
基準が上限を36か月にした理由は、解説にこう書かれています。
使い終わり(上限)は乳幼児が成長とともに自分でベルトを外したり引っ張ったりして落下する恐れがあり、2 歳半〜3 歳頃までであるため36 か月までとした。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0149「ベビーチェアベルト」(解説)
★ 解説は、成長とともに子どもが自分でベルトを外したり引っ張ったりして落下するおそれがあることを挙げたうえで、「2歳半〜3歳頃まで」であることを、上限を36か月にした根拠にしています。⚠️ 36か月までならベルトに任せられる、という意味ではありません。
メーカーの表示は、終わりが2歳頃から3歳くらいまでに分かれていて、どれも基準の36か月を超えていません。⚠️ 製品の表示が基準より短いときは、その製品の表示が終わりです。10mois BEAR MASK なら2歳頃まで(サイズ欄の表記)、ニトリなら2歳半ぐらいまでです。
もうひとつの終わりの合図は、年齢ではなく子どもの動きです。基準は、取扱説明書に次の趣旨を書くよう定めています(要旨)。
- 使うときは子どもが立ち上がらないように注意し、子どもが立ち上がる場合は使用を中止する
⚠️ つまり基準の注意に従えば、36か月より前でも、立ち上がる場合は使用中止です。
椅子からの転落については、消費者庁が、ハイチェア(子ども用の座面の高い椅子)からの転落の事故情報をもとにこう書いています。
7か月齢頃から事故が増加し、1歳の幼児で最も事故が多く発生しています。また、立ち上がって転落し、頭部を負傷する例が多く報告されていることも特徴です。— 消費者庁「Vol.521 ハイチェア(子ども用の座面の高い椅子)からの転落事故に注意!」
東京都が5歳以下の乳幼児の保護者3,000人に行ったアンケート(乳幼児の身の回りにある一人がけの椅子が対象)には、ベルトについてこんな事例が出てきます。
「ベルトを嫌がる時期で固定していなかった」など、ベルトを着けていなかった事例や、「椅子についているベルトをすり抜けて立っていた」など、着けていたにもかかわらずすり抜ける事例もあった。— 東京都 東京くらしWEB「乳幼児の椅子からの転落事故を防ぐために、椅子の上に立たせない工夫をしましょう!」
⚠️ ベルトを着けていても、抜け出して立つことはあります。チェアベルトの基準は、「使用時はお子様から目を離さない」旨を、製品本体への表示と取扱説明書の両方に書くよう求めています。
使える椅子:背もたれのある安定した椅子。キャスター付きは使わない
基準が取扱説明書に書くよう求めている注意のうち、椅子と場所についての項目は次のとおりです(要旨)。
- 取り付ける椅子は背もたれのある安定したものを使う。⚠️ キャスター付きの椅子は使わない
- 水平で平らな場所で、周りにストーブや、子どもの足掛かりになる椅子などの危険物がない場所で使う
- ⚠️ 椅子に取り付けて子どもを座らせた後に、椅子ごと持ち上げたり移動したりしない
メーカーも、背もたれのない椅子には使えないと書いています。
背もたれのついていないイスにはご使用できません。— PUPPAPUPO「チェアーベルト」
ニトリと10mois BEAR MASK の公式ページにも、同じ注意があります(「背もたれのない椅子にはご使用いただけません。」「背もたれの付いていないイスには使用できません。」)。PUPPAPUPOは「イスの形状によってはご使用いただけない場合があります。」とも書いています。
もうひとつ見ておきたいのが、背もたれに回すベルトの長さです。確認した公式ページの表記はこうでした。
| 製品 | 背もたれ(椅子)側に回すベルトの表記 |
|---|---|
| キャリフリー チェアベルト | サポートベルト60cm~130cm(円周) |
| ファミリア チェアベルト | サポートベルト:最長約117cm |
| 10mois チェアベルト(くま・ねこ) | サポートベルト:最長約105cm (椅子の周囲約100cm程度まで取り付け可能) |
| 10mois チェアベルト BEAR MASK | サポートベルトの最長:約105cm(いすの周囲約100cm程度までのいすに取り付け可能) |
PUPPAPUPOとニトリの公式ページには、背もたれ側のベルトの長さの表記は見当たりませんでした。背もたれの太い椅子に付けるつもりなら、買う前にこの長さを確かめてください。
ベルトの付いていないハイチェアに付けてもいい?
キャリフリーの公式ページには、こう書かれています。
帰省先やおでかけ先のレストランなどベビーチェアがない場合や、ベルトなしハイチェアーなどでもお子様を1人で座らせられます— 日本エイテックス「キャリフリー チェアベルト」
この文が挙げているのは、帰省先やレストランなど、外出先の椅子で使う場面です。一方、ハイチェアのSG基準(CPSA 0029)の対象は、こう決められています。
この基準は、一般家庭の室内で使用する一人用乳幼児用ハイチェア(以下「ハイチェア」という。)について適用する。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0029「乳幼児用ハイチェア」
お店に置かれているハイチェアを、この基準の型にあてはめて考えることはできません。SGマークの付いていないハイチェアも同じで、基準のどの型にあたるかは分かりません。
外出先で、ベルトの付いていないハイチェアしかないときについては、消費者庁が、ハイチェアからの転落事故についての呼びかけの中でこう書いています。
…転落防止用のベルトを適切に使用して、乳幼児が抜け出して椅子の上で立ち上がらないようにしましょう。ベルトがない場合は後付けのベルトの使用も検討しましょう。— 消費者庁「Vol.521 ハイチェア(子ども用の座面の高い椅子)からの転落事故に注意!」
チェアベルトを付けるなら、その場で確かめられるのは、チェアベルトの取扱説明書に書くよう基準が定めている条件です。上で見た、背もたれのある安定した椅子か、キャスターが付いていないか、水平で平らな場所か、周りに足掛かりになる椅子やストーブがないか。⚠️ 条件に合わない椅子には付けないでください。
家のハイチェアなら、見るところは本体の表示です。ハイチェアの基準は、製品本体に、使用年齢範囲と身体保持機構(転落を防ぐための機構)の使用に関する旨を表示するよう求めています(表示の(3))。そして、身体保持機構を備えていないハイチェアを「Ⅰ形」とし、36か月以上60か月までの幼児が使うものとしています。★ SGマーク付きのⅠ形なら、本体に表示される使用年齢範囲は36か月以上です。
チェアベルトを後から付けたときに、それがハイチェアの身体保持機構の代わりになるかどうかは、今回確認したチェアベルトの基準(CPSA 0149)にも、ハイチェアの基準(CPSA 0029)にも書かれていませんでした。家のハイチェアにチェアベルトを付けて使いたいときは、ハイチェアとチェアベルトのメーカーに問い合わせてください。
種類:基準は4つの型に分けています
基準の「種類」の表を、要旨でまとめます。
| 型 | 形(要旨) | 表の備考(要旨) |
|---|---|---|
| ベルト型 | 椅子の背もたれや座面にベルトを固定し、中央のバックル等で留める | ベビーチェアと同じメーカーの専用オプション品が対象。試験は専用のベビーチェアで行う |
| パンツ型 | 椅子の背もたれに固定し、腰回り全体を覆う(肩ベルト付きも含む) | 腰回りを覆うため、前や横におしりがずれにくい。肩ベルト付きは立ち上がり防止にも有効 |
| 上半身カバー型 | 椅子の背もたれに固定し、上半身(主に胸回り)を覆う | 迷子紐として使えるものは、迷子紐として使ったときの事故はSG賠償の対象外 |
| 一体型 | 椅子の背もたれにかぶせて一体化し、腰回りと背中全体を覆う(肩ベルト付きも含む) | 肩ベルト付きは立ち上がり防止にも有効。お尻や背中を前にずらしにくい。かさばるため外出時にはやや不向き |
表の下には、椅子だけでなく大人の腰に固定する場合も含む、と注記されています。
市販のチェアベルトがどの型にあたるかは、確認したメーカーの商品ページには書かれていませんでした。肩ベルトの有無は公式ページで確かめられます。確認した製品では、ファミリア・PUPPAPUPO・10mois・ニトリが肩ベルト付きと書いています。
⚠️ 大人の腰に付けて使うときの注意
基準は、大人の体に取り付けて使う場合について、取扱説明書に次の趣旨を書くよう定めています(要旨)。
- 人の体に取り付けるときは座った状態で行う
- 取り付けて子どもを乗せたら、立ち上がったり、前かがみになったり、激しく動いたりしない
メーカーの注意も同じです。
大人の膝の上で装着する際は必ず座った状態で行ってください。— ニトリ「肩ベルト付きチェアベルト(グレー)」
PUPPAPUPOは、装着方法の説明の中でこう書いています。
保護者の腰で装着する際は落下防止のため保護者の足を閉じた状態でおこなってください— PUPPAPUPO「チェアーベルト」
ファミリアは「抱っこひもとしてのご使用はできません。」と書いています。基準も、取扱説明書に食事補助具として使うこと、そして「用途以外で使用しない旨」を書くよう定めています。
⚠️ 長いベルトと、しまい方
基準は、取扱説明書に次の趣旨も書くよう定めています(要旨)。
- 長いベルト等を使っていて窒息やけがのおそれがあるため、子どもが引っ張ったり、振り回したり、首に巻き付けたりしないよう十分注意する
- 使わないときは、バックルが開いたままにならないようはめ込んでから、子どもの手の届かないところにしまう
- 使う前に異常がないか確かめ、異常があればすぐに使用を中止する
- 加工したり、改造したりしない
メーカーの注意にも、同じ内容があります。
この製品のベルトは長くなっており窒息やケガの恐れがございますので、お子様が引っ張ったり、振り回したり、首に巻きつけるなどしないよう十分にご注意ください。— ニトリ「肩ベルト付きチェアベルト(グレー)」
SGマーク付きのチェアベルトはある?
SGマークについて、協会はこう説明しています。
任意の表示制度であり、事業者の判断で協会に認証を申請します。— 製品安全協会「よくある質問」
同じページには「法的に表示が義務付けられたものではありません」ともあります。つまり、SGマークの付いていないチェアベルトが、この記事で紹介した基準の項目どおりとは限りません。
では、SGマーク付きのチェアベルトは売られているのか。協会が公開している表示事業者リスト(2023年7月〜2026年6月の実績)には、品目「ベビーチェアベルト」の欄に日本エイテックス株式会社(キャリフリーの会社)が1社載っていました。
ただし、同社の公式サイトのキャリフリー チェアベルトのページと、公式オンラインストア(eightex.com)で名前に「チェアベルト」を含む11商品(防災用の非常用チェアベルトを含む)の商品説明を確認した範囲では、SGマークの記載は見つかりませんでした。どの製品にSGマークが付いているのかは、今回は分かりませんでした。ファミリア・PUPPAPUPO・10mois・ニトリの確認したページにも、SGマークの記載はありませんでした。
⚠️ SGマークは、事故が起きないことの保証ではありません。基準は取扱説明書に、SGマーク賠償制度がチェアベルトの欠陥によって発生した人身事故に対する補償制度で、有効期間は新規購入後3年間である旨を書くよう定めています。
チェアベルトそのものについては、メーカーもこう書いています。PUPPAPUPOは、公園やカフェ、新幹線での移動、旅行先など、使える場面を紹介する段落の最後に、次の一文を置いています。
※本製品は安全を保障するものではありません。赤ちゃんを乗せたまま立っての移動はできません。— PUPPAPUPO「チェアーベルト」
キャリフリーについては、メーカーが「よくあるご質問」のページで注意を出しています。
「キャリフリー チェアベルト」の商品画像をパッケージなどに盗用した商品が出回っておりますのでご注意ください。— 日本エイテックス「よくあるご質問」
同じページでは、ネット通販で買ったチェアベルトに CARRY FREE ではないタグが付いている場合、正規品ではないと回答しています。
チェアベルトは必要?いらない?
消費者庁は、上で見たとおり、ハイチェアにベルトがない場合は後付けのベルトの使用も「検討しましょう」と書いています。東京都も、同じような書き方です。
外出先などで、ベルト等が付いていない椅子に後付けができるベルトもありますので、用途や状況にあわせて使用を検討しましょう。— 東京都 東京くらしWEB「乳幼児の椅子からの転落事故を防ぐために、椅子の上に立たせない工夫をしましょう!」
どちらも「検討しましょう」で、必ず用意するものとは書いていません。チェアベルトの基準の解説も、チェアベルトが役に立つ場面として「外食時に子ども用の椅子がない場合」を挙げています。
★ 判断の材料になるのは、使う場面に、ベルトの付いた子ども用の椅子があるかどうかです。
「いつから」を月齢の数字ではなく資料で確かめた記事は、ほかに三輪車は何歳から?SG基準は標準として1歳半から4歳児まで|押し手棒はこげるまでの補助具です、バンボはいつから?答えは月齢ではなく「首がすわってから」|見分け方を助産師に聞きました、歯固めはいつから?「何か月から」の根拠は、公的資料にありませんでしたの3本があります。旅行先での食事の準備は赤ちゃんとの旅行で離乳食をお休み?月齢別対応と準備のコツにまとめています。
記事の表で公式ページの表示を確かめた製品のひとつ、キャリフリー チェアベルト(日本エイテックス)です。公式の表示は「腰がすわって(1人でお座りできるようになって)~3歳くらい」、背もたれ側のサポートベルトは60cm~130cm(円周)。付けたい椅子の背もたれに回るかを先に確かめてください。
よくある質問
6か月になったら使えますか
基準の対象は、ひとりすわりができる生後6か月からです。6か月は、母子手帳にあるひとりすわりの時期を参考にした数字で、条件はひとりすわりができることです。メーカーの表示も「腰がすわって」「おすわりができるようになってから」など、座れることを起点にしています。
3歳を過ぎても使えますか
基準の対象は36か月(3歳)までです。メーカーの表示も、確認した6製品はすべて3歳くらいまでか、それより短い期間でした。基準の解説は、成長とともに子どもが自分でベルトを外したり引っ張ったりして落下するおそれがあることを挙げ、2歳半〜3歳頃までであるため36か月までとした、と書いています。⚠️ 36か月までなら大丈夫という意味ではありません。36か月より前でも、立ち上がる場合は使用を中止する、というのが基準の注意です。
チェアベルトの代わりになるものはありますか
紐やタオルなどで代用することについて書いた公的資料は、今回確認した中にはありませんでした。基準がチェアベルトに求めている強度の試験や、ベルト幅・すき間などの項目は、チェアベルトとして作られた製品が対象です。
立ち上がろうとするようになりました
⚠️ 基準は、子どもが立ち上がる場合は使用を中止する旨を、取扱説明書に書くよう定めています。表の備考には、パンツ型・一体型の肩ベルト付きは立ち上がり防止にも有効とありますが、それでも、立ち上がる場合は使用を中止するというのが基準の注意です。
この記事について
- 2026年9月13日に、製品安全協会のSG基準 CPSA 0149「ベビーチェアベルト」(公開用PDF)と「認証の詳細」、CPSA 0029「乳幼児用ハイチェア」(公開用PDF)、協会のメールマガジン第198号・よくある質問・表示事業者リスト、消費者庁と東京都の注意喚起、メーカー5社(日本エイテックス・ファミリア・PUPPAPUPO・10mois・ニトリ)の公式ページを確認して書きました。
- 公開版の基準書は、寸法や強度の数値が「○」で伏せられています。ベルト幅などの具体的な数値は、この記事には書いていません。
- 協会の登録工場リスト(2026年8月10日付)は、PDFから文字を読み取れず、確認できていません。
- ニトリの商品ページは、現在の販売状況までは確かめていません。
- ⚠️ 個々の製品の対象や、使える椅子の条件はメーカーが定めています。 必ずお使いの製品の表示と取扱説明書をご確認ください。
- 気になる点があればお問い合わせからお知らせください。誤りがあれば、サイト内の「訂正とお詫び」のページに記録して直します。
一般財団法人 製品安全協会 SG基準 CPSA 0149「ベビーチェアベルトのSG基準(公開用)」 https://www.sg-mark.org/wp-content/uploads/2025/07/S0149-00%E3%83%99%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%EF%BC%88%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%94%A8%EF%BC%89.pdf
一般財団法人 製品安全協会「ベビーチェアベルト」(SGマーク 製品ページ) https://www.sg-mark.org/product/no-0149/
一般財団法人 製品安全協会「認証の詳細<ベビーチェアベルト>」 https://www.sg-mark.org/wp-content/uploads/2025/07/0149%E8%AA%8D%E8%A8%BC%E3%81%AE%E8%A9%B3%E7%B4%B0%EF%BC%88%E3%83%99%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88-2604%EF%BC%89.pdf
一般財団法人 製品安全協会 メールマガジン第198号「ベビーチェアベルトの安全性が確かめやすくなります!」(2025年8月15日) https://www.sg-mark.org/mailmagazine/198/
一般財団法人 製品安全協会「よくある質問」 https://www.sg-mark.org/faq/
一般財団法人 製品安全協会「表示事業者リスト(2023.7-2026.6)」 https://www.sg-mark.org/wp-content/uploads/2026/07/%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E8%80%85%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%EF%BC%882023.7-2026.6.pdf
一般財団法人 製品安全協会 SG基準 CPSA 0029「乳幼児用ハイチェア」(公開用PDF) https://www.sg-mark.org/wp-content/uploads/2021/11/S0029-04%E4%B9%B3%E5%B9%BC%E5%85%90%E7%94%A8%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%A2%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%94%A8.pdf
消費者庁「Vol.521 ハイチェア(子ども用の座面の高い椅子)からの転落事故に注意!」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20200917/
東京都 東京くらしWEB「乳幼児の椅子からの転落事故を防ぐために、椅子の上に立たせない工夫をしましょう!」(令和2年4月14日) https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/test/isu_press.html
日本エイテックス「キャリフリー チェアベルト」 https://www.eightex.co.jp/babycare/8880
日本エイテックス「よくあるご質問」 https://www.eightex.co.jp/our_business/suport/faq
日本エイテックス 公式オンラインストア https://eightex.com/ (名前に「チェアベルト」を含む11商品の商品説明を、商品データ https://eightex.com/products.json?limit=250 で2026年9月13日に確認)
ファミリア公式オンラインショップ「チェアベルト」 https://familiar.co.jp/products/160300
PUPPAPUPO オフィシャルストア「チェアーベルト」 https://puppapupo.com/products/250530201
10mois「チェアベルト くまベージュ」 https://10mois.com/products/501442-26151009
10mois「チェアベルト ねこアイボリー」 https://10mois.com/products/501442-26151010
10mois「BEAR MASK(ベアマスク) チェアベルト」 https://10mois.com/products/500001-18151015
ニトリネット「肩ベルト付きチェアベルト(グレー)」 https://www.nitori-net.jp/ec/product/2116100002351s/


