テーブルチェアには、付けてはいけないテーブルがあります。テーブルチェアの安全基準(製品安全協会のSG基準 CPSA 0096)は、製品の構造や強度に加えて、次のテーブルでは使わないことを、取扱説明書に書くよう定めています。
- 不安定なテーブル(1本脚、小型、軽量、折り畳み式など)
- 壊れやすいテーブル(ガラス製など)
- 天板が滑りやすい材質のもの、天板が動きやすいもの、子どもの足が床に届くテーブル(座卓など)
- テーブルクロスや置きマットの上
使い始めについては、基準は、対象の月齢に加えて、子どもの状態の条件を置いています。
適用年齢であっても、首が据わらない乳幼児、介助なしにまっすぐ座れない乳幼児には使用しないこと。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0096「乳幼児用テーブル取付け式座席」
この記事でわかること
- テーブルチェアのSG基準(CPSA 0096)は、使ってはいけないテーブルを取扱説明書に書くよう定めています。カトージの2製品の公式ページにある「使用に適さないテーブル」の一覧は、その項目とほぼ同じ言葉でした
- 基準は、製品本体への表示にも、ガラスのテーブルや甲板(天板)が取り外せるテーブル、折り畳み式テーブルの自在板、テーブルクロスや置きマットの上では使わない旨を入れるよう求めています
- 取り付けられる天板の厚みは、製品ごとにメーカーが決めて表示します。カトージの2製品は20〜90mmでした
- 使い始め:カトージの2製品の表示は5ヶ月頃から。基準は、対象の月齢に加えて、適用年齢の範囲内でも、首が据わらない子、介助なしにまっすぐ座れない子には使わないとしています。公開版の基準書では、対象の月齢の数字は「〇」になっていて読み取れません
- 使い終わり:カトージの2製品の表示は36ヶ月・体重15kgまで
- 使い方:食事などの短い時間に使う、座席のまわりに足掛かりになる椅子を置かない、手の届くところに壁や家具がない位置に付ける、目を離さない、乗せたまま動かさない。どれも基準が取扱説明書に書かせている注意です
- ハイチェアとどちらが安全かを比べた公的資料は、確認した中にはありませんでした
テーブルチェアにも、SG基準があります
テーブルチェアは、製品安全協会のSG基準では「乳幼児用テーブル取付け式座席」(協会の製品ページでは「乳幼児用テーブル取付け座席」)という品目です。協会の製品ページは、基準の中身をこう紹介しています。
テーブルから落下しにくい構造や座面の強度を規定しています。— 製品安全協会「乳幼児用テーブル取付け座席」(SGマーク 製品ページ)
基準の対象は、こう書かれています。
…テーブルに取付けて主として食事をすることを目的として設計された脚部がない乳幼児用テーブル取付け式座席(以下「座席」という。)について適用する。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0096「乳幼児用テーブル取付け式座席」
基準は、テーブルに容易かつ確実に取り付けられ、容易にテーブルから外れない固定具等を持つことを求めています。テーブルに取り付けた座面におもりを置き、後ろと横から力を加えても、テーブルから外れないことを確かめる試験もあります(おもりの重さや力の大きさは、公開版では「〇」になっていて読み取れません)。
東京都も、テーブルに取り付ける椅子を名指しして、SG基準があると書いています。
ハイチェア、ローチェアやテーブル取付け椅子には、傾けたり、引っ張ったりした際の安定性などを定めた任意の安全基準であるSG基準があります。— 東京都 東京くらしWEB「乳幼児の椅子からの転落事故を防ぐために、椅子の上に立たせない工夫をしましょう!」
「任意」とあるとおり、SGマークの付いていないテーブルチェアが、この記事で紹介する基準の項目どおりとは限りません。ただ、これから見る、使用に適さないテーブルの一覧は、メーカーの製品ページにもほぼ同じ言葉で載っています。
使ってはいけないテーブル:基準の項目と、カトージの製品ページ
基準は、取扱説明書に「使用に適さない以下のテーブルでは使用しないこと。」という注意を書くよう定め、その中身を並べています。カトージの2製品の公式ページにある一覧と並べました(2026年9月13日に確認)。
| 基準が取扱説明書に書くよう求める項目(要旨) | カトージ イージーフィット(58100)の製品ページ | カトージ ニューヨーク・ベビー(58900)の製品ページ |
|---|---|---|
| 不安定なテーブル(1本脚、小型、軽量、折り畳み式等) | 不安定なテーブル(一本脚、小型、軽量、折りたたみ式 等) | 不安定なテーブル(一本脚/小型/軽量/折畳み式) |
| 壊れやすいテーブル(ガラス製等) | 壊れやすいテーブル(ガラス製 等) | 壊れやすいテーブル(ガラス製など) |
| テーブル面が滑りやすい材質のもの、テーブル面が動きやすいもの、乳幼児の足が床に届くテーブル(座卓等) | テーブル面が滑りやすい素材のもの、テーブル面が動きやすいもの、乳幼児の足が床に届くテーブル(座卓 等) | テーブル面が滑りやすい材質のもの、テーブル面が動きやすいもの、乳幼児の足が床に届くテーブル(座卓など) |
| テーブルクロス、置きマット等の上では使用しない | テーブルクロス・置きマット等の上では使用しないでください | テーブルクロス、置きマットの上 |
違いは、イージーフィットのページが「材質」を「素材」と書いているくらいです。この一覧は、基準が取扱説明書に書くよう求めている項目と同じ内容です。イージーフィットのページは、一覧のあとにこう添えています。
また、テーブルクロス・置きマット等の上では使用しないでください。— カトージ「テーブルチェア イージーフィット」
カトージの公式オンラインショップのコラムは、使えない机の例に「こたつ」と「マットが敷かれているテーブル」も挙げています。
なぜ足が床に届くテーブルで使わないのか、その理由は、公開版の基準書には書かれていませんでした。
基準は、製品本体の表示に「甲板が取り外せるもの」も求めています
基準は、製品本体にも、見やすい場所に容易に消えない方法で注意を表示するよう定めています。その項目には、ガラスのテーブルに加えて、甲板(天板)が取り外せるテーブルと、折り畳み式テーブルの自在板が入っています。小型・軽量のテーブル、テーブルクロスや置きマットの上で使わないことも、本体の表示の項目です(脚の本数は、公開版では「〇本脚」となっていて読み取れません)。
カトージの2製品のページの一覧は、上の取扱説明書の項目と対応していて、この2つの言葉は入っていません。製品本体の表示と取扱説明書は、今回は確認していません。甲板(天板)が取り外せるテーブルや、折り畳み式テーブルの自在板に付けようとしているなら、手元の製品の本体の表示と取扱説明書を見てください。
天板の厚み・はかま板・端からの距離:付ける前に見るところ
基準は、取り付けられる天板の厚みについて、製品本体に次の注意を表示するよう定めています(取扱説明書にも同じ趣旨の項目があります)。
テーブル厚は、〇〇mm から〇〇mm まで(注2)のものを使用すること。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0096「乳幼児用テーブル取付け式座席」
注2には「製造業者等が設定して明示すること。」とあります。つまり、厚みの範囲は製品ごとにメーカーが決めて示す数字です。
カトージの2製品は、どちらも20〜90mmです。
厚みが20~90mmまでのテーブルに取付いただけます。— カトージ「テーブルチェア ニューヨーク・ベビー」
イージーフィットのページは、厚みを「天板の厚み2〜9cm」と書いたうえで、2つの条件を添えています。
テーブルチェアのアームと固定部が接地する天板の面は、平らである必要があります。— カトージ「テーブルチェア イージーフィット」
天板上面から9cm以上の”はかま板”等があるテーブルには、テーブルチェアを差し込めない為お取付いただけません。— カトージ「テーブルチェア イージーフィット」
天板の上面から測って9cm以上の板が下に付いているテーブルには、アームを差し込めない、ということです。ニューヨーク・ベビーのページで取得できた文字の中には、はかま板についての記載は見当たりませんでした。取り付けられるかは取扱説明書で確かめてください。
付ける位置についても、基準は、左右方向でテーブルの端から滑り止めキャップまでの距離が十分あることを、取扱説明書に書くよう定めています。ニューヨーク・ベビーのページにも同じ注意があります。
テーブルの端から本製品の設置位置まで十分な距離をとって下さい。— カトージ「テーブルチェア ニューヨーク・ベビー」
食べこぼしや飲みこぼしについての項目もあります。
テーブル面、滑り止めキャップは、きれいに乾かした状態にしてから使用し、使用中漏らした場合はすぐに拭くこと。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0096「乳幼児用テーブル取付け式座席」
うちのテーブルに付けていいか:チェックリスト
基準とカトージの製品ページの注意を、確かめる順に並べました。
- 脚が1本のテーブルではない。小型・軽量・折り畳み式でもない
- 天板がガラスではない。甲板(天板)が取り外せるテーブルではない。折り畳み式テーブルの自在板に付けようとしていない
- 天板が滑りやすくない。付けたときに天板が動かない
- 子どもの足が床に届くテーブル(座卓など)ではない。カトージのコラムは、こたつも使えない机の例に挙げています
- テーブルクロスや置きマットを外した
- 天板の厚みが、製品に表示された範囲に入っている
- アームと固定部が当たる天板の面が平らで、はかま板がアームの差し込みを邪魔しない
- テーブルの端から十分に離れた位置に付けた
- 座席のまわりに、足掛かりになる椅子などを置いていない。子どもの手が届くところに壁や家具がない
厚み・平らな面・はかま板の条件は、製品ごとに違います。手元の製品の表示と取扱説明書で確かめてください。
いつから:カトージの表示は5ヶ月頃から。月齢に加えて、首すわりとまっすぐ座れるかが条件です
カトージの2製品は、製品名に「使用期間:5ヶ月頃~36ヶ月(体重15kgまで)」と書いています。仕様の欄は、イージーフィットが「生後5ヶ月~36ヶ月(15kg)」、ニューヨーク・ベビーが「生後5ヶ月~36ヶ月」です。
基準は、対象の月齢の下限と上限(その月齢未満の子と、その月齢以上の子には使わない)を、取扱説明書と製品本体に書くよう定めています。ただ、公開版の基準書では数字が「〇」になっていて、基準としての月齢は読み取れません。そのうえで基準は、月齢に加えて、冒頭で引いた注意を置いています。
「適用年齢であっても」とあるとおり、これは対象の月齢の範囲内での、追加の条件です。5ヶ月頃を過ぎていても、首が据わらない子、介助なしにまっすぐ座れない子には使わない、というのが、基準とメーカーの表示を合わせた読み方です。反対に、座れるようになっても、表示の月齢より前には使いません。首がすわったかの見分け方は、バンボの使い始めについての記事にまとめています。
カトージのコラムには、ベルトの選び方としてこう書かれています。
動きが大きい子どもやまだ姿勢が不安定な赤ちゃんには、この5点式ベルトのテーブルチェアがおすすめです。— カトージ「机につけるベビー用《テーブルチェア》をご紹介!失敗しない選び方とは?」
これは、ベルトの種類を選ぶときの話です。使い始めてよいかどうかとは別で、基準に従うなら、5点式ベルトが付いていても、介助なしにまっすぐ座れない子には使いません。
いつまで:カトージの2製品は36ヶ月・体重15kgまで
カトージの2製品の使い終わりは、どちらも製品名の「~36ヶ月(体重15kgまで)」です。基準の上限の月齢も、公開版では「〇」になっていて読み取れません。
上限を超えて使うことについて、カトージのコラムはこう書いています。
対象年齢や耐荷重をオーバーして使い続けると、テーブルチェアが落下するなど思わぬ事故につながる可能性があります。— カトージ「机につけるベビー用《テーブルチェア》をご紹介!失敗しない選び方とは?」
年齢と体重の両方に上限が書かれています。どちらかを超えたら、表示の範囲の外です。
使い方:基準が取扱説明書に書かせている注意
ここからは、基準が取扱説明書に書くよう求めている注意です。なお基準は、取扱説明書の注意事項について「その製品に該当しない注意事項については、この限りではない」としています。手元の取扱説明書に、この記事の項目がすべて載っているとは限りません。
まず、使う時間についての項目です。
主として食事等の短時間の目的で使用すること。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0096「乳幼児用テーブル取付け式座席」
座らせる場所については、次の2つがあります。
座席の回りにいす等乳幼児の足掛かりとなるものや危険物を置かないこと。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0096「乳幼児用テーブル取付け式座席」
これを当サイトが家庭のダイニングに当てはめると、たとえばテーブルチェアのすぐ隣に椅子を置かない、ということになります。ただし基準の言葉は「回り」で、すぐ隣よりも広い範囲です。
乳幼児の手の届くところに壁や家具等がないこと。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0096「乳幼児用テーブル取付け式座席」
ほかに、取り付ける位置に、子どもの足掛かりになるテーブルの部分がないことも項目に入っています。
座らせている間の注意は、次のとおりです。
乳幼児を座面に立たせたり、座席の外に乗り出させたり、テーブルの上に身を乗り出させたりしないこと。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0096「乳幼児用テーブル取付け式座席」
乳幼児を付き添いなしで置き去りにしたり目を離したりしないこと。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0096「乳幼児用テーブル取付け式座席」
- シートベルト、股ベルト、固定具などを必ず使う
- 使っている間に、子どもが座席を動かせるようなら、使用を中止して点検する
- 座席に子どもを乗せたまま移動しない
- 使っている間、ほかの子どもや動物を近づけない
立っていると、落ちやすい
東京都は、乳幼児の身の回りにある一人がけの椅子について、1歳児を想定したダミー人形で試験をしています。
ダミー人形を乗せた椅子を傾けたり、引くことで安定性を確認したところ、ほとんどの場合で立っているときのほうが座っているときよりも、より小さい傾斜角、力でダミー人形が転落した。— 東京都 東京くらしWEB「乳幼児の椅子からの転落事故を防ぐために、椅子の上に立たせない工夫をしましょう!」
同じ調査で、5歳以下の乳幼児の保護者3,000人に聞いたところ、椅子による危害やヒヤリ・ハットの経験が「ある」と答えたのは81.6%(2,447人)。そのうち最も程度が高い経験が「落ちた、落ちそうになった」だった人は78.6%(1,923人)でした。経験が「ある」と答えた2,447人を子どもの年齢別に見ると、1歳児が38.3%(937人)と最も多い結果でした。これは椅子全般の数字で、テーブルチェアだけの数字ではありません。
カトージの2製品は、製品名に「立ち上がりを防ぐ5点式シートベルト」とあります。イージーフィットの説明文は、こう書いています。
肩・腰・股の5点式シートベルトでお子様の立ち上がりを抑制します。— カトージ「テーブルチェア イージーフィット」
東京都のアンケートには、ベルトを着けていても抜け出した事例が出てきます。
…「椅子についているベルトをすり抜けて立っていた」など、着けていたにもかかわらずすり抜ける事例もあった。— 東京都 東京くらしWEB「乳幼児の椅子からの転落事故を防ぐために、椅子の上に立たせない工夫をしましょう!」
これは椅子全般についての事例で、テーブルチェアに限った事例ではありません。
東京都は、椅子の選び方としてこう書いています。
5点式ベルトや、身体との隙間が少ないものなど、できるだけ乳幼児が抜け出しづらい構造のものを選びましょう。— 東京都 東京くらしWEB「乳幼児の椅子からの転落事故を防ぐために、椅子の上に立たせない工夫をしましょう!」
ベルトが付いていても、基準の注意は変わりません。座面に立たせない、目を離さない、です。
ハイチェアとどっちがいい?
どちらが安全かを比べた公的資料は、確認した中にはありませんでした。比べるときに、資料から言えることは次のとおりです。
- テーブルチェアには、テーブルの条件があります。 上のチェックリストに合うテーブルがない家では使えません。基準は座卓で使わないことを求め、カトージのコラムはこたつも使えない机の例に挙げています。座卓やこたつで食事をする家は、この条件に当たります
- ハイチェアには、別のSG基準(CPSA 0029「乳幼児用ハイチェア」)があります。 同じ協会の製品一覧に、テーブルチェアとは別の品目として載っています
- テーブルチェアは、たたんで持ち運べるものがあります。 カトージのイージーフィットは「コンパクトに畳んで持ち運びができます」と書いています。ただし、実家や旅行先のテーブルが条件に合うかは、その場で確かめることになります
ハイチェアからの転落については、消費者庁が、医療機関から寄せられた事故情報をもとにこう書いています。
7か月齢頃から事故が増加し、1歳の幼児で最も事故が多く発生しています。また、立ち上がって転落し、頭部を負傷する例が多く報告されていることも特徴です。— 消費者庁「Vol.521 ハイチェア(子ども用の座面の高い椅子)からの転落事故に注意!」
これはハイチェアについての記述で、テーブルチェアの事故の件数ではありません。テーブルチェアの基準も、上で見たとおり、座面に立たせない、身を乗り出させないことを求めています。
食事の椅子には、ほかに、いすとして使えるハイローチェア(ハイローチェアはいつまで?SG基準では寝かせて揺らすのはおすわりまで、いすは48か月まで|4社の表示と照合)や、外出先の大人用の椅子に付けるチェアベルト(チェアベルトはいつから?SG基準の対象は、ひとりすわりができる生後6か月から36か月まで|使える椅子の条件も)もあります。旅行先での食事の準備は赤ちゃんとの旅行で離乳食をお休み?月齢別対応と準備のコツにまとめています。
SGマーク付きのテーブルチェアはある?
消費者庁は、SGマークの対象製品についてこう書いています。
乳幼児用品では、乳幼児用ハイチェア、乳幼児用いす、乳幼児用テーブル取付け座席などがSGマークの表示対象製品です。— 消費者庁「Vol.521 ハイチェア(子ども用の座面の高い椅子)からの転落事故に注意!」
では、SGマーク付きのテーブルチェアは売られているのか。協会が公開している表示事業者リスト(ファイル名に「2023.7-2026.6」とある一覧)を、取得できた文字の範囲で確かめたところ、品目に「乳幼児用テーブル取付け座席」は載っていませんでした。同じリストに、乳幼児用品では「乳幼児用ハイチェア」「乳幼児用いす」などは載っています。
協会の登録工場のリストは、今回は確認していません。SGマーク付きのテーブルチェアが今売られているかどうかは、分かりませんでした。
SGマークに付いている賠償の制度について、消費者庁はこう説明しています。
万が一、SGマーク付き製品に欠陥があり、それを原因として人身損害が起きた場合、賠償する制度も付加されています。— 消費者庁「Vol.521 ハイチェア(子ども用の座面の高い椅子)からの転落事故に注意!」
基準も取扱説明書に、SG制度が座席の欠陥によって起きた人身事故に対する制度である旨を書くよう定めています。対象は、製品の欠陥が原因の人身事故です。協会の「認証の詳細」によると、SGマークの被害者救済制度の有効期限は、購入日から3年間です。
よくある質問
テーブルチェアは良くないですか? 危ないですか?
良い・悪いを比べた公的資料は、確認した中にはありませんでした。基準から言えるのは、テーブルチェアには付けてはいけないテーブルと、守る使い方があるということです。まず、家のテーブルがチェックリストに合うか、天板の厚みが製品の表示の範囲に入っているかを確かめてください。
実家やレストランのテーブルに付けてもいいですか?
その場で、チェックリストを確かめてください。1本脚・小型・軽量・折り畳み式のテーブル、ガラスのテーブル、座卓、テーブルクロスや置きマットの上では使わない、というのが基準の項目です。天板の厚みも、製品の表示の範囲に入っている必要があります。
5ヶ月になりました。もう使えますか?
カトージの2製品の表示は5ヶ月頃からです。そのうえで基準は、適用年齢であっても、首が据わらない子、介助なしにまっすぐ座れない子には使わないとしています。月齢に加えて、首がすわり、介助なしにまっすぐ座れるかを見てください。座れるようになっても、表示の月齢より前には使いません。
座面で立ち上がろうとします。
まず、その場で次のことを確かめてください。どちらも、基準が取扱説明書に書くよう求めている注意です。
- シートベルト、股ベルト、固定具などを必ず使っているか
- 子どもが座席を動かせる状態になっていないか
使用中に乳幼児が座席を動かすことができる場合、使用を中止し点検すること。— 製品安全協会 SG基準 CPSA 0096「乳幼児用テーブル取付け式座席」
東京都も、使い方についてこう書いています。
正しく使用していないと、乳幼児が抜け出すなどの可能性が高まりますので、取扱説明書などで使用方法を確認しましょう。— 東京都 東京くらしWEB「乳幼児の椅子からの転落事故を防ぐために、椅子の上に立たせない工夫をしましょう!」
基準は、座面に立たせない、座席の外やテーブルの上に身を乗り出させない、目を離さない、としています。東京都の試験では、立っているときのほうが小さい傾きや力で転落しました。テーブルチェアの基準の公開版には、立ち上がるようになったら使うのをやめる時期までは書かれていませんでした。使い続けてよいか迷うときは、製品のメーカーに問い合わせてください。
この記事について
- 2026年9月13日に、製品安全協会のSG基準 CPSA 0096「乳幼児用テーブル取付け式座席」(公開用PDF)・製品ページ・認証の詳細・表示事業者リスト、東京都と消費者庁の注意喚起、カトージの公式オンラインショップの製品ページ2件とコラム1件を確認して書きました。
- 公開版の基準書は、対象月齢や試験の数値などが「〇」になっていて、数字を読み取れません。天板の厚みの「〇〇」は、基準の注で製造業者等が設定して明示するものとされています。公開版から、基準の制定日は読み取れませんでした。
- カトージの2製品は、製品本体の表示と取扱説明書までは確認していません。ニューヨーク・ベビーは、確認した時点で製品ページに「ただいま在庫がございません。」と表示されていました。
- 協会の登録工場のリストは確認していません。
- 個々の製品の対象年齢や、取り付けられるテーブルの条件はメーカーが定めています。必ずお使いの製品の表示と取扱説明書をご確認ください。
- 気になる点があればお問い合わせからお知らせください。誤りがあれば、サイト内の「訂正とお詫び」のページに記録して直します。
一般財団法人 製品安全協会 SG基準 CPSA 0096「乳幼児用テーブル取付け式座席の認定基準及び基準確認方法(公開用)」 https://www.sg-mark.org/wp-content/uploads/2024/03/S0096-00%EF%BC%88%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%94%A8%EF%BC%89.pdf
一般財団法人 製品安全協会「乳幼児用テーブル取付け座席」(SGマーク 製品ページ) https://www.sg-mark.org/product/no-0096/
一般財団法人 製品安全協会「認証の詳細<乳幼児用テーブル取付け式座席>」 https://www.sg-mark.org/wp-content/uploads/2024/03/0096%E8%AA%8D%E8%A8%BC%E3%81%AE%E8%A9%B3%E7%B4%B0%EF%BC%88%E4%B9%B3%E5%B9%BC%E5%85%90%E7%94%A8%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E5%8F%96%E4%BB%98%E3%81%91%E5%BC%8F%E5%BA%A7%E5%B8%AD2604%EF%BC%89.pdf
一般財団法人 製品安全協会「表示事業者リスト(2023.7-2026.6)」 https://www.sg-mark.org/wp-content/uploads/2026/07/%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E8%80%85%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%EF%BC%882023.7-2026.6.pdf
東京都 東京くらしWEB「乳幼児の椅子からの転落事故を防ぐために、椅子の上に立たせない工夫をしましょう!」(令和2年4月14日) https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/test/isu_press.html
消費者庁「Vol.521 ハイチェア(子ども用の座面の高い椅子)からの転落事故に注意!」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20200917/
カトージ オンラインショップ「カトージ テーブルチェア イージーフィット」(58100) https://www.katoji-onlineshop.com/c/category/babychair/58100
カトージ オンラインショップ「カトージ テーブルチェア ニューヨーク・ベビー」(58900) https://www.katoji-onlineshop.com/c/category/babychair/58900
カトージ オンラインショップ「机につけるベビー用《テーブルチェア》をご紹介!失敗しない選び方とは?」 https://www.katoji-onlineshop.com/f/article_7_no3


